8倍速記録時は消費電力が半分に

NECエレ、24倍速対応DVDドライブ用小型システムLSIをサンプル出荷

Phile-web編集部
2009年02月09日

SCOMBO8
NECエレクトロニクスは、業界で初めて24倍速の高速記録を実現したDVDドライブ向け小型システムLSIを製品化し、「SCOMBO(エスコンボ)8」の名称で、本日よりサンプル出荷を開始した。

本製品は、パソコンやDVDレコーダーなどに搭載されているDVDドライブに用いられるシステムLSI。コントローラ、シンクロナスDRAM、フラッシュメモリを14mm角の小型フラットパッケージに封入したほか、業界で初めて24倍速となるDVDへの高速記録を実現している。

BiCMOSプロセスの導入により、高速性に優れたバイポーラプロセスをアナログ回路へ、また電力特性に優れたCMOSプロセスをロジック回路へ適用。それぞれの回路の最適化を図ったことにより、業界で初めて24倍速となるDVDへの高速記録を実現。

DVDドライブ用システムに必要な光ピックアップの制御を行うサーボ制御回路、データ変調/復調回路、デジタル・リードチャネル、ライトストラテジ回路などの機能に加え、光ピックアップ出力信号を処理するアナログ回路、CPU、シリアルATAインタフェースを1チップに集積。また、16メガビットシンクロナスDRAM、16メガビットフラッシュメモリの合計3チップを14mm角となる小型フラットパッケージに封入し、これらの機能を搭載したシステムLSIとしては世界最小サイズを実現した。

さらに、システムLSI自体の小型化に加え、システム構成に必要な外付け部品の点数を従来品と比べて2〜3割削減。100点以下の部品で構成できるようにしたため、基板面積の削減が可能となり、システム全体のコスト低減を実現につながるという。

DVD8倍速記録時の消費電力を、従来品に比べ50%低減している点も特徴。90ナノメートルプロセスを導入することにより、内部電源電圧を1.5Vから1.0Vへ低電圧化。それに加えて、CPUなどの各機能ブロックの最適化を図ることにより、現行のスリムドライブ製品の最大速度であるDVD8倍速記録時の消費電力を0.8Wに抑えることに成功した。

製品のサンプル価格は1,000円/個。3月より月産100万個程度で量産を開始し、2009年度末には月産400万個体制にまで拡大予定だという。

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