パナソニック、手ブレ補正を強化した新LUMIX 4機種を発売

●松下電器産業（株）は、新光学式手ブレ補正ジャイロと新開発の画像処理LSI「ヴィーナスエンジンII」を搭載したデジタルカメラ“LUMIX”4モデルを8月27日より発売する。

本日21日、新製品発表会が都内にて行われ、各製品の紹介と説明が行われた。本発表会には商品企画グループ チームリーダーの品田氏が出席した。同氏はデジカメ市場の現状と新製品のコンセプトについて「デジカメの普及率は今や50％を超え、買い換え、買い増しの需要が急速に高まっています。また、デジカメの女性ユーザーが拡大してきており、スタイリッシュでコンパクトなタイプの人気が高まってきています。今回の新製品はこれらのニーズに応えるものです」と語った。

今回発表された新製品の詳細を以下にご紹介する。


「DMC-FX7」\OPEN（予想実売価格53,000円前後）
「DMC-FX2」\OPEN（予想実売価格43,000円前後）
“スタイリッシュでコンパクト”に加え、400万画素以上、大型液晶、手ブレ補正、高い応答性という条件をクリアしたのがFXシリーズの新モデル2機種。FX7は500万画素、FX2は400万画素CCDを搭載し、両機種とも光学3倍ズームレンズを採用した。昨年11月発売のDMC-FX5/FX1比で体積比約2/3の小型サイズを実現している。

新開発の画像処理LSI「ヴィーナスエンジンII」は、垂直・水平方向の解像度を従来比(ヴィーナスエンジン)で約10%の向上を実現。また、暗部ノイズの低減、12軸色補正処理による色表現の向上などの画質向上を実現すると共に、レリーズタイムラグを最速で0.008秒(FX7)/0.006秒(FX2)、シャッター間隔(AF含まず)約0.4秒(FX7)/約0.3秒(FX2)で撮影が可能な高速レスポンスを実現している。「光学式手ブレ補正ジャイロ」による手ブレ補正機能は、補正性能・補正帯域をさらに向上させた。

本体背面の液晶モニターには、FX7が2.5型、FX2が2.0型の大型モニターを装備。パワーLCD機能を搭載し、日中の屋外などで画面が見にくいとき等にも液晶の明るさを約40%アップさせることにより、画面を見やすくする事も可能だ。


「DMC-FZ20」\OPEN（予想実売価格73,000円前後）
「DMC-FZ3」\OPEN（予想実売価格53,000円前後）
買い換え・買い増しを考えるユーザーをターゲットに、本物志向で開発されたのがFZシリーズ。本格的な撮影を楽しめるFZ20と、家庭でも使える手軽さを持ち合わせたFZ3はともに光学12倍ズームレンズを搭載した。画素数はFZ20が500万画素、FZ3は310万画素。FXシリーズと同様に「ヴィーナスエンジンII」を搭載し、“新手ブレ補正・高画質化・高速レスポンス”を実現したうえ、「光学式手ブレ補正ジャイロ」ももちろん搭載した。

絞り優先AE(A)やシャッター優先AE(S)、マニュアル露出(M)と、様々な撮影モードを用意し、多彩な撮影を楽しめるほか、FZ20はリング式のマニュアルフォーカスを採用することで、手動でピントを合わせることが可能だ。

全モデルに共通して1920×1080画素(16:9)で撮影できる「HDTV(ハイビジョン)モード」を採用し、ハイビジョンテレビでの高画質画像再生が可能となるなど、SDメモリーカードによるAV機器との連携も提案している。

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（Phile-web編集部　伊藤）