公開日 2026/06/19 06:30

<HIGH END>ソウルノートはMC対応フラグシップフォノEQ「E-3」発表。日本の注目アナログブランド、エアータイト/トライオード

エアータイトの「ATM-300R」は世界的に大ヒット
筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ウィーン・ハイエンドには、日本の“アナログ技術”の高さを世界にアピールするブースが多く出展していた。ここでは、エアータイト、ソウルノート、トライオードのブースを紹介しよう。

エアータイト -「ATM-300R」大ヒット中

エアータイトはドイツのスピーカーブランドWolf Von Langa、アナログブランドPrimary Controlと共同出展。昨年のミュンヘン・ハイエンドでも同じ部屋で出展していた気心の知れたメンバーである。装飾に竹を用いるなど、“和”の雰囲気を演出した試聴環境を用意していた。

スピーカーはWolf Von Langaの新製品「WVL 11620 ORGANIC」

今年創業40周年を迎えたエアータイト。今回は新製品は持ち込まず、300B搭載の真空管アンプ「ATM-300R」を中心に、フォノイコライザー「ATE-3011」、プリアンプ「ATC-7」などを展示。 アナログプレーヤーはPrimary Controlの「Kinea II」、カートリッジには海外のみで展開している「OPUS-1」を取り付ける。

エアータイト創業以来のヒットとなっている「ATM-300R」(左上)

「ATM-300R」はエアータイト創業以来とも言えるヒットモデルとなっているそうで、国内のみならず世界各国から引き合いも強い。三浦社長のお気に入りのハードロックなどを中心にレコード再生を行い、長時間聴きいる来場者の姿も多く見られた。

タムラトランスの終売も含め、新製品の開発に向けては課題も残されていると三浦社長も頭を抱えるが、創業40周年に弾みをつけるべく準備を進めているとのこと。

ソウルノート -MC対応のフラグシップフォノEQ初披露

ソウルノートは、フラグシップとなるフォノイコライザーの、MM/MCカートリッジ対応版「E-3 MC」を発表。ALBEDOのスピーカー「ACCLARA Diamond」、トーレンスのアナログプレーヤー「TD124DD Exclusive」を組み合わせてデモを行っていた。

ソウルノートブースの様子

DSオーディオが展開する光カートリッジ“のみ”に対応するフォノイコ「E-3」は2023年に発売され大きな話題を集めたが、やはり「MCカートリッジにも対応した製品が欲しい!」という声が世界的にも高まってきたことから、本製品の開発に着手。

MM/MCカートリッジに対応するソウルノートのフォノイコライザー「E-3MC」

開発担当の加藤秀樹氏によると、「フラグシップクラスの製品ならば、光カートリッジとMM/MC回路は絶対に分けた方が音質的に良い、と考えています」と熱弁。光カートリッジ入力を持たない、「E-3MC」が誕生した。

MCカートリッジは入力3系統(うちひとつはXLRでふたつはRCA)で、MM入力が1系統。フロント右端のノブで入力を選択できる。その左のノブでは負荷抵抗を6種類から選択できる。新開発のMC Type-R サーキットを採用、ソウルノートのこだわりである無帰還回路で構成される。また同社の3シリーズと組み合わせることで、完全左右グラウンドが独立したシステムを構築できるとアピールする。

カートリッジはトーレンスとEMTとの共同開発でも話題の「Thorens EMT Tondose 124 Exclusive」。モノラルパワーアンプ「M-3」を左右それぞれバイアンプ、合計4台使用する強力なシステムを構築。力強さと繊細さを兼ね備えたサウンドで、世界中のソウルノートファンの心を鷲掴みにしていた。

トーレンスの「TD124dd Exclusive」に、EMTとのコラボカートリッジ「Thorens EMT Tondose 124 Exclusive」を装着

トライオード -フランスのスピーカーブランドと共同出展

トライオードは今年はフランスのスピーカーブランド「Atlantis Lab」と共同出展。1998年に創業、メイド・イン・フランスにこだわるブランドで、ハイファイ向けとプロ向けのスピーカーをラインナップ。キャビネットはウッドとレザーの組み合わせとなっている。

Atlantis Labのスピーカー「AT-23」と組み合わせ

Atlantis Labのスピーカーはコンプレッションドライバーを採用した「能率の高さが特徴」とのことで、メインで設置されていた「AT-23」は感度96.5dBを実現。「真空管アンプの魅力をしっかり引き出してくれます」と担当スタッフもアピールする。

トライオードからは、「JUNONE 845SE」「EVOLUTION MUSASHI」「EVOLUTION 300 30th Anniversary」の3台を持ち込みデモンストレーションを実施。音楽の喜びに満ちた艶やかなサウンドを奏でていた。

トライオードの真空管アンプ3機種を持ち込み

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「CAT Ladies 2026」8/21から3日間の放送・配信予定
2 「DENON HOME」はレコードも音楽配信も高音質!デノン渾身の新コンセプトスピーカー、その魅力を味わい尽くす
3 LINNのネットワークプレーヤーが「amazon music」に正式対応
4 アルパイン、純正カーオーディオを高音質化する工事不要のDSP。アルファード/ヴェルファイア専用
5 横浜の映画館「ムービル」が37年の歴史に幕。全30作品を上映する「グランドフィナーレ」開催
6 トライオード、Western Electric製300B真空管搭載アンプ「Westernシリーズ」
7 <香港ショウ>Wilson Audioの“億超え”スピーカーはいかにして生まれたか?ダリル・ウィルソン氏特別インタビュー
8 アキュフェーズ、4年ぶりの価格改定を発表。10/1出荷分から新価格にて対応
9 マクセル、ディスクユニオンとコラボしたカセットテープ「UD-60U」。UDロゴがDUに
10 ゼンハイザー、音質強化した新フラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 5」
8/21 10:55 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix