フォステクス、純マグネシウム採用トゥイーター＆ウーファーと専用スピーカーボックス

フォステクスは25mm純マグネシウムドームトゥイーター「T25RD」、130mm純マグネシウムウーファー「W130RD」、および専用スピーカーボックス「YK130RD」を、7月末よりそれぞれ300台限定で発売する。

■25mm純マグネシウムドームトゥイーター「T25RD」￥42,000（税込）/1台

T25RDは内部損失が高く振動減衰性能に優れる純マグネシウム（純度：99.9％）振動板を採用した25mm径のドーム型トゥイーター。純マグネシウムを特殊成形技術によりリジッドドーム形状に成形することで、従来のドーム形状に起因する軸対象モードによるピークの発生を軽減し、軽量かつ高剛性でありながら共振を分散するという。

振動板を支えるエッジには軽量で機密性が高く柔軟なUFLC（ウレタン フォーム ラミネーテッド クロス）を採用することで、低いクロスオーバー周波数での使用を可能としている。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は1kHz〜50kHz、出力音圧レベルは86dB/1w（m）、推奨クロスオーバー周波数は1kHz以上（-12dB/0ct）となる。マグネット質量は48g（24g×2）、総質量は1.08kg。

■130mm純マグネシウムウーファー「W130RD」　￥42,000（税込）/1台

W130EDは、純マグネシウムを特殊成形技術によりコーン形状に成形した振動板を採用した130mm径ウーファー。振動版を支えるエッジにはブチル系ゴムエッジを採用することで、ピストン振動領域での正確な再現性を確保したという。また、リジッドドーム形状に成形した純マグネシウムセンターキャップを採用することで、高域共振によるピークを分散しつつ、広い周波数特性を実現した。

磁気回路には73mm径、高さ6mmのネオジウムリングマグネットを採用し十分な磁束密度も確保。ポールピース部には銅キャップを装着することで電流歪を低減している。ボイスコイルはロングタイプを採用。ボイスコイルボビンには高耐熱ガラスコンポジット材を採用し、十分な剛性を獲ている。

インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域はfo〜20kHz、出力音圧レベルは86.5dB/1w（m）、推奨クロスオーバー周波数は3kHz以下となる。マグネット質量は89g、総質量は860g。

■専用スピーカーボックス「YK130RD」￥84,000（税込）/1台

YK130RDは、上述のW130RDおよびT25RDとの組み合わせを想定した専用スピーカーボックス。ボックスにはネットワークが組み込み済みで、W130RDとT25RDを取り付けるだけで、スピーカーの組み立てが完了できる。

バッフル、天板、底板、側板にt18 MDF材を使用し、裏板のみシナ合板を使用することで、スピーカーボックス全体の強度分布を最適化。最終仕上げは天然木材の風合いを活かし、桜板目つき板貼りのダークブラウン塗装仕上げとした。

入力端子には銅削り出しの金メッキターミナルを装備。内部配線にはOFC同芯撚り線を使用し、接点には金メッキスリーブによるカシメ接続を採用した。ネットワーク素子には空芯エポキシモールドコイルと高品位フィルムコンデンサーを組み合わせ、OFC同芯撚り線と圧着端子によるカシメ接続を行っている。

グリルネットも付属する。外形寸法は198W×396H×240Dmm（グリルネット含む）、質量は5.7kg。