タイムロード、フルモデルチェンジしたRaidho Acousticsのハイエンドスピーカー「Cシリーズ」3機種を発売

（株）タイムロードは、同社が取り扱うRaidho Acousticsのスピーカー上位モデル「Cシリーズ」をリニューアルした3製品について、受注を6月7日から開始する。

ラインナップは下記の通り。

・Ayra C1.1/ブックシェルフ（専用スタンドあり）
・Ayra C2.1/フロア型 2.5Way
・Ayra C3.1/フロア型 3Way

価格はエンクロージャーのフィニッシュにより異なる。C1.1はスピーカースタンドの同時購入も可能。

＜C1.1の価格（ペア・税込）＞
・Black/White　￥1,050,000
・Walnut Burl　￥1,134,000
・スピーカースタンド/同時購入　￥157,500
・スピーカースタンド/単独購入　￥210,000

＜C2.1の価格（ペア・税込）＞
・Black/White　￥1,995,000
・Walnut Burl　￥2,100,000

＜C3.1の価格（ペア・税込）＞
・Black/White　￥2,730,000
・Walnut Burl　￥2,940,000

前ラインのC X.0シリーズから外観は大きく変わっていないが、ドライバー、クロスオーバー回路、配線材を全て改変し、内部は総入れ替えを試みた。同社ではドライバーを自社生産している点が強みであるという。

Ayra C1.1は周波数特性が50Hz〜50kHz、インピーダンスが>6Ω、能率が88dB/2.83V・m。ドライバーはシールディッド・リボントゥイーターを1基、115mmCeramixミッドウーファーを1基備える。エンクロージャーは背面にバスレフポートを設けている。

Ayra C2.1は周波数特性が40Hz〜50kHz、インピーダンスが>4Ω、能率が89dB/2.83V・m。ドライバーはシールディッド・リボントゥイーターを1基、115mmCeramixミッドウーファーを2基備える。エンクロージャーは背面にバスレフポートを設けている。

Ayra C3.1は周波数特性が30Hz〜50kHz、インピーダンスが>3.5Ω、能率が89dB/2.83V・m。ドライバーはシールディッド・リボントゥイーターを1基、110mmCeramixミッドウーファーを1基、115mmCeramixウーファーを3基備える。エンクロージャーは背面にバスレフポートを設けている。

リボントゥイーターは、これまでのC X.0シリーズと測定値はほぼ変わらないスペックを備えつつ、従来機を超えるパフォーマンスを獲得し、その効果は可聴帯域外での変化に表れているという。

ミッドウーファードライバーは、セラミック・コンポジット・メンブレンとマグネットモーターを採用。人間の聴覚が最も敏感な帯域で共振を抑制し、複数の棒状のマグネットを空気の流れと同じ方向に縦列配置することで、ユニットの奥を大きく開口させ、エネルギーを圧することなくドライブする。

今回は新開発のリボントゥイーターのパフォーマンスとバランスを取るため、改めてミッドウーファードライバーの微細な部分の設計を見直している。ボイスコイルの素材はチタンに変更し、各部位のサイズやレイアウトも微調整を施すことで、パフォーマンスの向上を実現している。

クロスオーバーは電流転換回路を採用。ドライバーは直列に結線され、不要な周波数帯域要素はクロスオーバー・コンポーネントによってドライバー周りで転換。各ドライバーに対して全く同等の電流を供給することで、動的負荷がかかる状態でも位相特性を安定させ、響きや音像の統一感を保つ効果があるという。クロスオーバー回路を構成するコンポーネントと線材にも高品位を追求し、高純度の銅箔やMundorfキャパシター、NordostのValhalla/Odinなどを用いている。

【問い合わせ先】
タイムロード
TEL/03-5758-6070