公開日 2011/09/09 18:00
HQM STOREで「MEISTER MUSIC」レーベルの音源配信がスタート
平井義也氏主宰のレーベル
ファイル・ウェブ編集部
平井義也氏
「MEISTER MUSIC」レーベルは、ドイツの国家資格「Tonmeister（トーンマイスター）」を日本人で初めて取得した平井義也氏が主宰するレーベル。世界で数組しかないという真空管マイク“Eterna Musicae”によるワンポイント録音と、ケーブルや電源などにもこだわったナチュラルで高音質な録音が魅力となっている。
価格は、再生時間60分程度の標準的なもので1アルバム3,000円（税込）、CD2枚組に相当する長時間版で1アルバム4,500円（税込）を予定。また、一部のアルバムでは、単価300円でトラック単位の購入も可能となる。
今回配信がスタートするのは以下の9タイトル。
●MM-2075 「ベートーヴェン 交響曲第7番&第8番」
ネッロ・サンティ指揮 NHK交響楽団
現在において最大の巨匠と称される、ネッロ・サンティがNHK交響楽団を指揮した、貴重なライヴ・レコーディング。緻密で、パワフルな中に洗練されたサンティの美学が薫り立つ、驚く程鮮やかで瑞々しいベートーヴェン。
●MM-2081「J.S.バッハ：ブランデンブルク協奏曲（全曲）~小林道夫の芸術VI~」
小林道夫 （指揮&チェンバロ） 松本バッハ祝祭アンサンブル
曲それぞれに編成が異なる『ブランデンブルグ協奏曲』は、アンサンブルの多様性に興味が尽きない作品。オリジナル楽器の演奏による響きとニュアンスは、そのバッハの試みを、より色彩豊かに再現し、聴き手を魅了する。
●MM-2086 「ヴィオラ・アマービレ」
清水 直子（ヴィオラ） オズガー・アイディン（ピアノ）
滅多に1位が出ないことでも有名なミュンヘン国際音楽コンクール（'97）で1位を獲得、現在はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として、またソリストとして、華々しい活躍を見せる清水直子による、ヴィオラのゴールデン・プログラム。
●MM-2088 「エアー」
アルディ・サクソフォーン・クヮルテット
バッハ『プレリュード』に始まり、『G線上のアリア』『パッヘルベルのカノン』そして『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』などの名旋律を、やわらかな響きのサクソフォーン4本が奏でる極上の1枚。
●MM-2091「星のセレナード」
渡邊 玲奈（フルート）
渡邊玲奈は日本のフルート界の次代を担うべく期待される若手のホープ。数々のコンクールで実績を誇る彼女が、様々な形で積んできた研鑽が集約的に刻み込まれている。
●MM-2094「ショパン：マズルカ集（全57曲）」
カール=アンドレアス・コリー（ピアノ）
マズルカの特異な様式やリズムの描出だけに捉われることなく、むしろそれ以上にメロデ ィ・ラインを美しく歌わせることに目を向け、極めて個性的といえるしなやかでリリックな表現のマズルカ。
●MM-2099「大フーガ ~ドイツのオルガン名曲集~」
紙屋信義（オルガン）
キルヘムジカ（ドイツの称号、教会で行われる重要な音楽活動全般に携わり、高度な音楽的 技術と教養が必要とされる）紙屋信義による、興味深いオルガン名曲集。J.S. バッハを中心に、パイプ・オルガンならではの音の構造を通じて、作曲家ごとの特徴が伝わってくる。
●MMKK-7022「チェロ×チェロ ~ ヴァリアス・チェロ ~」
ラ・クァルティーナ（チェロ）他
人の声に近い音域をもつチェロ。そのやわらかな響きは、聴き手に、安心感と癒しを与える とも言われている。そのチェロによる様々な名曲、編成をこの一枚に凝縮。チェロの魅力を十二分に堪能できるアルバム。
●MM-7030「マリア×マリア~アヴェ・マリア作品集~」
藤森 亮一（チェロ）他
バッハやシューベルトの名曲はもちろんのこと、珍しい作曲家の作品も含む、「アヴェ・マ リア」ばかりを集めたコンピレーション・アルバム。チェロやオーボエ、パイプ・オルガン、 サクソフォーンといった、ここちよく『やわらかな響き』の編成による演奏。
この記事をシェアする
