レクスト、特殊バッフル形状のコンパクトスピーカー「DSW-T1」を発売

（株）レクストは、REQST PROブランドより、スピーカーシステム「DSW-T1」を5月1日に発売した。価格は231,000円（ペア/税込）。

前面をスラントさせた特殊なバッフル形状を採用した、密閉型の2ウェイコンパクトスピーカー。ウーファーとトゥイーターの前後位置を入念に検証し、トゥイーター取付面の彫りこみ深さと、トゥイーターのウール100％エスカッションの厚みを調整し、各帯域でのピントを合わせたという。

ウーファーには、本機専用に独自のチューニングを施した、アルパイン製170mmDDリニアウーファーを採用。有機天然ワニス仕上げの3層振動板、ダブルギャザードエッジ、銅メッキ真鍮削り出しによるウェーブガイド／マグネットカバーなどの特徴を持つ。磁界の制御範囲を振幅±8mmまで高めたことで、音量を上げても駆動力が落ちないという。

トゥイーターはリング形状のダイヤフラム、異径の2基のボイスコイルを持つデュアル・エミッションタイプ。

ネットワークにはコイルを使用しない独自のものを搭載。複雑なネットワーク回路を避けることで、クロスオーバー付近の音質を自然に仕上げた。ウーファーには、コイルだけでなくコンデンサーなどのフィルターも排除。振動特性をコントロールすることで、クロスオーバー付近の特性を微調整、音質の暴れを解消している。トゥイーターは、コンデンサーだけでローカットした後に、振動特性をチューニングしている。

エンクロージャーは密閉型で、キャビネットには厚さ15mmの専用合板を採用。内部には、ウール85％の吸音材を充填した。また、外部に漏れる振動を抑え、設置による音質への影響を受けにくいよう設計。一般的なブックシェルフ型スピーカーに比べ、スピーカースタンドやインシュレーターなど、設置方法による音質変化が少ないという。

Yラグは、銅製Yラグに銀メッキと金メッキの2層メッキを施し、音質をコントロール。内部配線としては極太のφ9.8mmキャブタイヤ・ケーブルを使用。エコ材シース採用の銀メッキOFCケーブルをベースに、本機専用のものを開発した。内部結線には半田を使用せず、Yラグ同様の金・銀2層メッキの圧着スリーブを採用している。

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