公開日 2018/07/25 08:00

「買える、私にも買えるぞ!」ガンダム知識を披露しまくる「ハロ」にAIのミライを見た

<山本敦のAV進化論 第163回>
あの人気アニメ『機動戦士ガンダム』の劇中に登場するロボットが、ついに現実の世界に降臨した。といってもそれはモビルスーツのガンダムやザクではなく、人気のマスコット「ハロ」である。

ハロはこれまでにも何度かユーザーと “おしゃべり” できるコミュニケーション玩具として商品化されてきた。今度のハロは、バンダイが独自に企画した「楽しいAI」を利用したコミュニケーションロボットとして、バンダイナムコグループのITエンターテインメントサービスブランド “BN・Bot PROJECT” から登場するのだ。

「ガンシェルジュ ハロ」

本日7月25日からバンダイの公式ショッピングサイトであるプレミアムバンダイで予約受付を開始する。秋頃には購入者への商品配送が始まる予定だ。価格が138,000円(税別)となかなか高価だが、AIを搭載した賢いハロは何ができるのか?

今回はバンダイ本社を訪ねて、新製品「ガンシェルジュ ハロ」の詳細を聞いてきた。プロモーションを担当する所 学氏に、動くハロのデモンストレーションも実演していただいた。

バンダイ新規事業室 BN・Botチームの所 学氏に話を聞いた

最近はAI(人工知能)や音声インターフェースを搭載したIT・スマート家電が注目されている。スマート家電の場合はユーザーが音声などを使って入力したコマンドに対して正確に応答できるシビアな実用性が求められがちだが、「バンダイでは玩具メーカーであることの強みを活かして、AIに関わる最先端のテクノロジーを “無駄使い” しながら楽しく使えるAIを搭載したいと考えた」と、所氏は新しいハロの “頭脳” を開発した経緯を振り返る。

今回バンダイが開発したハロは「ガンシェルジュ」、つまり “ガンダムのコンシェルジュ” である。得意としているのは『機動戦士ガンダム』の話題についてユーザーと延々と語り合うこと。本機に搭載された3つのメイン機能を紹介しよう。

ハロを手にご満悦の筆者

ひとつは会話機能だ。いま自宅にグーグルやアマゾンから発売されているスマートスピーカーを置いて、それぞれのAIと何気ない会話を楽しんでいるという方もいるだろう。今回のガンシェルジュ ハロはファンの間で通称 “ファーストガンダム” と呼ばれている『機動戦士ガンダム』に登場する主人公、アムロ・レイが自作したハロがモチーフになっていて、テレビ放送版のファーストガンダムにまつわるエピソードやキャラクターの細かい知識が片っ端から詰め込まれている。

そのファーストガンダムの舞台であるテレビアニメ『機動戦士ガンダム』全43話に関する、深い知識に基づいた本気の会話を交わせることがハロの18番である。

ただし、劇中に登場するメカやキャラクターが微妙に異なる “映画版ファーストガンダム” だけに出てくる要素は、残念ながら未収録。監督に脚本、メカニックデザイナーや声優など舞台裏に関するうんちくも、ハロがカバーする知識の対象外である。そしてスマートスピーカーに比べると、日常会話は少し苦手だ。

なお、ハロの声の主は劇場・OVA作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でハロの声を担当している声優の新井里美さんである。ハロはもともとAIロボットなので、話し方に関してはまさしくホンモノだ。

もうひとつのメイン機能は前後左右にゆらゆらと動いたり、目と口に搭載されているLEDを光らせて自らのステータスや表情を知らせること。本体の底面に水平方向に回転するターンテーブルが搭載されているので、内蔵マイクで人の声を検知するとその方向にくるりと向きを変える。

ハロの底面に備えられたターンテーブルでゆらゆらとした動作を実現

次ページ「ハロ、ガンダムの型番は?」「RX-78-2」

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