HOME > ニュース > <CES>サムスン、“99%画面”の8K液晶テレビをアピール。Galaxy最新スマホや曲率1000Rモニターなど展示

サムスンのブースレポート

<CES>サムスン、“99%画面”の8K液晶テレビをアピール。Galaxy最新スマホや曲率1000Rモニターなど展示

2020/01/09 折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
サムスンは8K QLEDテレビを中心に出展。Galaxyスマートフォン最新モデルも披露

「CES 2020」に出展したサムスンのブースでは、同社のQLED 8K液晶テレビの新製品や技術展示、スマートフォン「Galaxy S10 Lite」などの最新モデル、ロボティクス関連と幅広い展示が行われていた。

CES 2020では例年以上に広大なブースを出展していたサムスン

薄型テレビのコーナーには、今回新たに発表された8K QLEDテレビのフラグシップ「Q950S」シリーズ(65/75/85インチ)を展示。最大の特徴はベゼルの狭さが1%以下という “ベゼルレス” デザイン。小型のPCディスプレイのようなスタンド形状も含めて、画面サイズの大きさを感じさせないデザインだ。

奥まった位置で様々な展示をしていたQLED 8Kコーナー

サムスンの8K QLEDテレビ「Q950S」

2020年モデルでは全面直下LEDの電力を明るい箇所に配置する仕組みとなり、およそ20%のピーク輝度アップを達成。また高画質プロセッサー「第2世代Quantum Processor 8K」のアップコンバート技術も搭載する。

8K向け新映像エンジン「第2世代Quantum Processor 8K」

最新のアルゴリズムでは特に、エッジよりもディテール表現とノイズ低減をアピールしており、ブースではボタン切り替えでその差を体験できるデモが行われていた。また、8K技術の進化を紹介するパネルでは「8K HDR10+」も紹介している。

アップコンバート処理は、より質感重視に

ゲーミング性能も強化し、「AMD FreeSync」にも対応

ブース内で目を引いた展示が「Odysseyゲーミングモニター G9」の49型モデル。極端に湾曲したディスプレイに囲まれるような形状で、最大5,120×1,440解像度を実現。曲率1000Rで周辺視野全体を完全に包み込むデザインだ。

曲率1000Rを実現した湾曲ディスプレイの「Odysseyゲーミングモニター G9」

なお、サムスンは「The Wall」の展示でおなじみのmicro LEDディスプレイの75型モデルをCES 2020で発表しているが、ブースには民生用サイズの展示はなかった。

micro LEDディスプレイ「The Wall」。小型モデルの展示はなし

スマートフォンのコーナーでは、CES 2020会期直前の1月3日に発表された「Galaxy S10 Lite」と「Note10 Lite」も出展。いずれも6.7インチのSuper AMOLED Plusディスプレイを採用しており、Noteシリーズの特徴であるスタイラスペン「S-Pen」の有無とカメラ性能が大きな違いだ。

スマホは「Galaxy S10 Lite」ほか既存モデルも含めてラインナップ勢揃い

ユニークな出展としては、ロボティクス分野から「Ballie」と呼ばれるボール型ロボットが展示されている。ブースでは、ボール型の形状を活かして家の中を移動し、カーテンを開けてテレビの電源を入れ、掃除機で掃除を開始するデモ動画が上映されていた。

サムスンの新しいボール型ロボット「Ballie」をビデオで紹介

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE