<TIAS>フェーズメーション、チタンボディ採用の新MCカートリッジ「PP-2200」を披露。11月発売のパワーアンプ「MA-3000」も
10月23日(金)から10月25日(日)まで、東京国際フォーラムで開催されている「2026 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS2026)」。
フェーズメーションブランドを擁する協同電子エンジニアリングのブースでは、アナログオーディオの深淵を味わえる複数の試聴プログラムが用意されている。本稿では、フェーズメーション新製品のMCカートリッジ「PP-2200」に焦点を当てたデモンストレーションの模様をレポートする。
10年の時を経て進化した新MCカートリッジ「PP-2200」
フェーズメーションブースでは、会期中PP-2200の徹底試聴や、11月に発売予定のモノラルパワーアンプ「MA-3000」のデビューイベント、光カートリッジのデモなどのプログラムが時間ごとに行われている。
記者のブース訪問時には、開発担当である斎藤氏が登壇するPP-2200のプログラムが催されており、製品の背景や技術的なこだわりについて学べる回となっていた。
PP-2200は、これまで同ブランドのリファレンスモデルに位置づけられていた「PP-2000」の後継機として開発された。開発の大きなきっかけとして、物価高騰にともなう既存部品の調達や、製造の技術継承が困難になりつつあることが挙げられており、そこから音質に関わる回路やハウジングの大幅刷新が図られることとなった。
PP-2000で採用されていたジュラルミン素材に代わり、PP-2200ではチタン素材が採用されている。チタンはジュラルミンに比べて加工が難しいため、ネジ穴の箇所を減らすなど、形状を見直すことで不要な振動を抑える設計へと進化している。
また、すべてのカートリッジにおいて、人工ダイヤモンドではなく、音質を重視した天然のダイヤモンドによるスタイラスチップを採用している点も、同社の強いこだわりだという。
「PP-2200」が持つ低域の伸びと空間表現
デモンストレーションでは、PP-2200の魅力を伝えるため、同社のエントリーモデルである「PP-200」や、前モデルの「PP-2000」との比較試聴が実施された。
再生システムには、テクダスのアナログプレーヤー「Air Force 4」、フェーズメーションのフォノイコライザー「EA-2000」、プリアンプ「CM-2200」、そして11月発売予定の管球式モノラルパワーアンプMA-3000を使用。スピーカーにはソナス・ファベールの「AMATI」が組み合わされた。
斎藤氏はPP-2200のポイントとして「帯域の広がり」や「定位感の向上」を挙げた。実際にPP-2000からPP-2200へと切り替えると、低音の沈み込みがより深く、伸びやかになることが確認できた。 斎藤氏は、「ボーカルや楽器の定位がより明確になり、ふわりとした空気感やステージの広がりが豊かに表現される」とPP-2200の魅力をアピールした。
価格改定の波を受けつつも、素材の見直しと技術の探求によって、前モデルを超えるものとなったフェーズメーションの新カートリッジ。その進化を、自身の耳で確かめられるプログラムとなっている。
関連リンク











































