マクレビ「No 600シリーズ」と共にデモ

<TIAS>JBL Summitシリーズの最高峰「Summit EVEREST」、いよいよ一般公開

公開日 2026/10/23 14:56 桂川真一
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国内最大級のハイエンドオーディオの祭典「2026 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS2026)」が、有楽町の東京国際フォーラムにて本日10月23日(金)から25日(日)まで開催されている。

本会場では、JBL創立80周年のフラグシップ“Summitシリーズ”の最高峰モデル「Summit EVEREST」が、いよいよ一般公開されている。価格はペア2420万円(税込、以下同)、1本あたり1210万円だ。

TIAS2026 初日の朝イチから、「Summit EVEREST」を使用して1時間たっぷり音楽を聴かせた

本機は先に発表された「Summit K2」と同じユニットを採用しつつ、横配置の380mmウーファー2本、同じく横配置の250mmミッドバス2本、横幅900mmはあろう新開発のSonoGlass製HDIホーン+プッシュプル構造のリング振動板コンプレッションドライバー×3によるミッドハイという構成。

幅900mmほどのミッドハイ用ホーン。中央奥にドライバーのイコライザーが見えている

 

ミッドハイ用ドライバーは2枚のリング振動板をプッシュプルで駆動し、さらにマニホールドで3本をまとめた構造。振動板面積と高域の伸びを両立している

2本のウーファーは60周年記念モデル「DD66000」と違って同じ動作をさせており、一方のミッドバスの受け持ち帯域を270 - 550Hz、他方のミッドバスの受け持ち帯域を270 - 850Hzとスタガー動作させることで、3.5ウエイシステムを構成している。

クロスオーバーネットワークは4枚の大型基板からなる大規模なもので、小容量コンデンサーを並列に多数使用している。入力端子は3組備え、前面下部にあるバスバーとスイッチによって、シングルワイヤー接続、バイワイヤーおよびバイアンプ接続、さらにはトライワイヤーやトライアンプ接続にも対応できる。

(左)ウーファー用、2本のミッドバス用、ミッドハイ用と4枚構成のクロスオーバーネットワーク。123個もの小容量フィルムコンデンサーを使用する
(右上)フロントバッフル下部のパネル内には、入力の切換え、左右スピーカーの設定などの端子とスイッチが収められている
(右下)リアバッフル下部に開口するバスレフポートと、3系統の入力端子

現物を目の当たりにすると、とにかくデカイ印象だが、細部を見ると、ユニットのフレーム外周とグリルネット取り付け部には金色のアルミ材が使用されているなど、デザインのアクセントが効いている。

380mmウーファーは高域まで受け持つ必要がないため、振動板にコルゲーションがなく、低域に特化した仕様だという。

Summit EVERESTのデモンストレーションに使われたのは、Mark Levinson(マークレビンソン)の新アンプ群。まずデュアルモノラルプリアンプ「No.626」は、ディスクリート構成のバランス型R-2Rラダー方式ボリュームコントロールを搭載したフルバランス構成でDACも内蔵している。

デュアルモノラルプリアンプ「No.626」(ラック上から2段目)。レコード再生用のフォノステージも内蔵

デュアルモノラルパワーアンプ「No.632」は、フルディスクリート構成による差動アンプで、A級およびAB級動作に切り換えることができる。トップモデルの「No.631」は、定格出力500W(@8Ω)のモノラルパワーアンプ。

パワーアンプはマークレビンソンの最新トップモデル「No.631」を使用(写真奥の2台)。ステレオパワーアンプの「No.632」(写真手前)も

これらの組み合わせで、CDとLPを交互に再生した。バロックの声が美しく、大型システムながら音像定位がバッチリ決まっている。ピアノのアタックの鋭さ、フュージョンの充実した低域、吹奏楽の迫力、テナーサックスのブリブリ感、ビッグバンドのスケールの大きさとダイナミズムには感動すら覚える。

Summit EVEREST、会期中にぜひ聴いておきたい1台だ。

 

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