<TIAS>SOULNOTE、新製品「Z-3X」「R-3」による独自デジタル伝送方式「USS」をデモ。フォノイコ「E-3MC」も
10月23日(金)から東京国際フォーラムで開催されている「2026 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS2026)」。
「G508」のSOULNOTE(ソウルノート)ブースでは、フラグシップモデルである“3シリーズ”の新製品「R-3」「Z-3X」「E-3MC」を中心としたシステムが組まれ、デジタルとアナログ双方の最前線を体感できるプログラムが用意されている。

新開発プロトコル「USS」で未知の領域へ導くデジタル再生
デジタル再生のプログラムでは、新製品である「R-3」から「Z-3X」へと信号を伝送するデモンストレーションが行われた。
最大のトピックは、SFORZATO社とSOULNOTEが共同開発した新しいLAN伝送規格「USSプロトコル(Ultimate Sound Stream)」 によるデジタルオーディオ伝送。
設計責任者である加藤氏の解説によれば、デジタルオーディオにおいて音の鮮度を奪う最大の要因は「微小な時間軸のズレ」にあるという。
デジタルオーディオで音質向上を図る手法としてはフィルターなどによるノイズ低減が一般的だが、これはデータの立ち上がり速度など時間軸的な純度を少なからず犠牲とする。そこで、データ伝送時の処理負荷を最小限に抑えることでノイズの発生を根本から抑制し、同時に時間軸の正確さも保とうという発想で開発されたのが、USSプロトコルとなる。
従来のRoon Ready環境では内部プロセスを完全に停止できない課題があったが、特別仕様のモデル(Z-3Xなど)とUSSプロトコルを用いることで、バックグラウンドのプロセスを極限まで止めることが可能になった。これにより、「これまでにない極めて鮮度の高いデジタル再生の未知なる領域」を実現したという。
会場では、Roonサーバーとして用いるパソコンに物理的な重りを載せて時間軸の振る舞いを整える実験も披露。デジタルにおける物理的対策の重要性も語られた。
「E-3MC」によるアナログ再生
アナログ再生のプログラムでは、MC/MM再生に特化したフラグシップ・フォノイコライザーアンプの新製品「E-3MC」を中心に据えたシステムが登場。スピーカーにはALBEDOの「ALECTA」が使用され、音楽への没入感の高さに来場者たちも驚いた様子だった。
加藤氏はこの鮮度の高さを機器側で損なわないためのアプローチとして、「真空管アンプよりもシンプルな回路設計」を採用し、余計な処理を徹底して排除している同社の設計哲学をアピールした。
なお、10月24日(土)15:00 - 15:50の会では、オーディオ評論家・小原由夫氏による公演が予定されている。
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