スポットマイクとメインのステレオペアのブレンド方法を根本から再定義

ゼンハイザー、Mergingの最新DAWソフト「Pyramix 16」を発売。物理的な音の返しを再現する新機能「PanNoir」

公開日 2026/05/08 14:05 編集部:太田良司
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ジャン・ダニエル・ノワール氏

ゼンハイザージャパンは、Merging Technologies(マージング・テクノロジーズ)のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)「Pyramix 16」を発売開始した。バージョンは「ELEMENTS」「PRO」「PREMIUM」の3つ。それぞれの予想実売価格は以下の通り(いずれも税込)。

・Pyramix ELEMENTS:23,100円前後
・Pyramix PRO:137,500円前後
・Pyramix PREMIUM:372,900円前後

プロフェッショナルスタジオ向け編集モデルの「PRO」、コスト効率に優れた「ELEMENTS」、全機能を網羅したシステムである「PREMIUM」の3バージョンを用意。Pyramix 16では新機能やシームレスなDolby Atmosワークフローなどを搭載し、現代の制作環境に求められる拡張された互換性を備えたとアピールしている。

左から「PRO」「ELEMENTS」「PREMIUM」

新機能として、著名なレコーディングエンジニア兼プロデューサーのジャン・ダニエル・ノワール氏と共同開発した「PanNoir」をミキサーに標準搭載。

従来のDAWのスポットマイクと、メインのステレオペアのブレンド方法では、音量差のみに依存していた。いっぽう、PanNoirは音の到達時間と音量差の両方を取り入れることで、音がメインマイクに到達する物理現象を忠実に再現。人間の聴覚メカニズムに基づいた、自然なステレオイメージを実現するとのことだ。

また、マイク配置の自動検出およびニュウマンマイクの指向性プリセットにより、ワークフローを効率化するとしている。

PanNoirの画面。マイク配置を自動検出する

最上位モデルの「Pyramix PREMIUM」には、最大9.1.6chのスピーカー構成およびヘッドホン向けバイノーラルに対応したDolby Atmos Rendererを内蔵する。「ライブ・リレンダリング」機能により、「Pyramix Final check」メーターを用いたラウドネス測定も可能だ。

ライブ・リレンダリング機能の活用画面

ソフトウェア全体として大幅なパフォーマンス向上とI/O数の増加も実現したとアピール。さらに「Parallels Desktop」に対応したことで、Macユーザーはネイティブアプリと並行して本製品を利用可能になった。

また、本バージョンの提供に合わせて、アップグレードおよびサポートプランが刷新された。従来の年間ベースのプランから、新プラン「USR(アップグレードとサポート更新)」および「D-USR(ダブルアップグレードとサポート更新)」に移行する。

あわせて、旧バージョンユーザーを対象としたスペシャルアップグレードオファーも提供する。「Pyramix 25th Anniversary」以前のユーザーは2026年9月30日まで、「Ovation 9」以前のユーザーは2026年10月30日まで、D-USRとともに最新バージョンへのアップグレードが可能となる。

アップグレード税込予想実売価格

・USR Pyramix ELEMENTS:6,600円前後
・D-USR Pyramix ELEMENTS:12,100円前後
・USR Pyramix PRO:35,200円前後
・D-USR Pyramix PRO:62,700円前後
・USR Pyramix PREMIUM:94,600円前後
・D-USR Pyramix PREMIUM:173,800円前後

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