ラックスマン、創業100周年第3弾となる純A級プリメイン「L-100 CENTENNIAL」
ラックスマンは、同社創業100周年記念モデル第3弾として、純A級プリメインアンプ「L-100 CENTENNIAL」を2025年10月ごろ発売する。価格は858,000円(税込)。
同社のレギュラーモデルとしては9年ぶりとなる純A級プリメインアンプ。同社の最新回路技術による現代的性能、一体型アンプに求められる普遍的なユーティリティ性能、高純度/高密度な音楽再生を実現するA級増幅エンジンを高度に組み合わせた、「リスニング空間に熱いリアルな演奏空間を甦らせるこだわりのコンポーネント」と謳っている。
パワーアンプステージには独自の帰還回路「LIFES(Luxman Integrated Feedback Engine System、ライフス)」の最新バージョン “1.1” を採用。バージョン1.1では誤差検出回路の入力段FETをパラレル化しており、歪みとノイズをより低減して音楽再生の品位を高めているという。
3段ダーリントン3パラレル・プッシュプル構成により、定格出力は20W+20W(8Ω)/40W+40W(4Ω)と一般的なリビングやリスニングルームにおいて十分なパワーを確保。「ファイナル段3パラレル接続の余裕をもった構成を、濃密な音楽の旨みとともにA級動作領域に凝縮した贅沢な仕様」だとアピールしている。
ボリューム部には、88ステップの細やかな音量調節に対応する電子アッテネーター「LECUA(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator)」を搭載。ディスクリートバッファー回路を採用した高音質プリアンプと一体化することで、伝送信号の純度を保ちつつ次段の強力なドライブ性能を追求した。
電源部には、高レギュレーションの大型電源トランスと、10,000μFの大容量コンデンサー8基を組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源を搭載。デリケートな入出力信号を扱うジョイント基板には、トップグレードモデルと同等のピールコートPCBを用いてレジストによる誘電効果を排除した。
このほかにも内部では、セパレーションとクロストーク性能を改善する高音質リレー、低抵抗値の大型スピーカーリレーとダイレクト配線を採用したスピーカー端子、音声信号を最短最適ルートで伝送するビーライン・コンストラクションにラウンド配線基板、自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤー内部配線など、こだわりの設計/高品位部材を投入している。
本格的アナログレコード再生が手軽に楽しめるMM/MCフォノアンプ、グラウンド配線左右独立の4.4mmバランスヘッドホン出力、6.3mmヘッドホン出力も搭載。再生機能として、バス/トレブルの2バンド・トーンコントロール、ミュートやオートパワーセーブ異能、他のオーディオ機器と電源連動させるためのトリガー入出力、外部コントロール端子などを備える。
筐体には、シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇や発生磁界の影響を抑えるための独立コンストラクションのループレスシャーシ構造を採用。底面には大型のグラデーション鋳鉄製レッグを装着し、不要振動から微小レベルのデリケートな音楽信号を保護している。
極厚のフロントパネルはブラスターホワイト仕上げ、トップパネルには精緻なヘアライン仕上げをそれぞれ採用。前面には応答特性に優れた針式アナログメーターと純A級動作を視覚的に表現するライトイエローの照明、7セグメントの音量表示LEDを配置し、創業100周年記念モデルを示す光沢クロムメッキ仕上げの「CENTENNIAL」銘板も装着する。
入力端子としてライン4系統、フォノ1系統、バランス・ライン2系統を装備。セパレート入出力1系統も備え、パワーアンプを追加したバイアンプ構成やAVアンプとの共存に対応する。
消費電力は250W。外形寸法は440W×178H×454Dmm(ノブ、背面端子を含む)、質量は25.4kg。付属品として、アルミ製高級リモコン「RA-17A」、ノンツイスト構造のスリムな電源ケーブル「JPA-10000i」が同梱する。
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