LUMIN、最上位ネットワークトランスポート「U2X」。新設計のクロック回路やオーディオ用USBポートなど投入
完実電気は、同社取り扱いブランドのLUMINから、ネットワークトランスポートのフラグシップモデル「LUMIN U2X」を8月22日(金)より発売する。価格は1,650,000円(税込)。カラーはシルバーとブラックの2色を展開する。
フラグシップ・ネットワークプレーヤー「LUMIN X1」と同等のステータス/ビルドクオリティを備えつつ、ゼロから設計したというネットワークトランスポート。 「オーディオ信号の純度を極限まで高め、デジタル伝送の理想を追求した」とアピールしている。
2022年に導入した同ブランド最新のアーキテクチャーに基づき、処理能力とストレージ容量を強化。信号処理のパフォーマンスやリサンプリングの柔軟性が向上したのに加え、将来的な各種アップデートにも対応できる余裕を備えたとする。
サンプリングレートは最大PCM 768kHz/32bit、DSD512(22.5MHz)までの再生に対応。PCM 384kHz、DSD256(11.2MHz)までのアップサンプリングもサポートする。
“ブランド史上最も進化した” と謳う新型クロック回路を搭載。同ブランドで初めて10MHzクロック入出力端子を装備した。出力は2系統備えており、マスタークロックとして動作させることでシステム全体のジッターの低減に貢献するという。
同じく新開発のオーディオ専用USB出力ポートも装備。電源供給を含め他回路から完全に絶縁した独立設計となっており、ノイズのないピュアなオーディオ信号伝送により、最高のパフォーマンスを発揮可能だとする。ほか、光、同軸(RCA/BNC)、AES/EBUデジタル出力を搭載。SFPポートによる光LAN接続にも対応し、ネットワークのデジタルノイズ抑制を図った。
従来モデルから引き続き、デジタル音量調整アルゴリズム「LEEDH PROCESSING DIGITAL VOLUME CONTROL」を採用。デジタル信号の振幅を正確に変更することが可能で、より効率的な整数のボリューム値を使用し、後続のDAC変換中におけるオーディオ情報の整合性を維持するとしている。
筐体はアルミブロック削り出しのシャーシを採用し、高い剛性と優れたシールド性能を実現したという。 電源部は、オーディオ回路への電磁干渉を最小化するために別筐体化。本体同様、アルミブロック削り出しのシャーシを導入し、内部には2基のトロイダルトランスを搭載する。さらに、低ノイズリニアレギュレーターも実装することで低ノイズ化と信号安定化を図っている。
操作アプリとして「LUMIN App」を用意。再生中のコーデック/サンプリングレート/ビットレート/データレートが確認でき、直感的な操作ができるとしている。機能面ではギャップレス再生をサポートするほか、アプリ内でさまざまなストリーミングサービスに直接アクセスすることも可能。 Tidal/Tidal Connect、Qobuz/Qobuz Connect、Roon Ready、Spotify Connect、TuneInなどに対応し、AirPlay、UPnP(OpenHome) も使用できる。そのほか、高解像度のアルバムアートワーク表示機能も搭載する。
そのほか機能面では「Roon Onlyモード」を搭載。Roon Ready以外のサービスを無効にすることで音質を向上すると説明している。
外形寸法/質量は、本体が350W×60H×345Dmm/8kg、電源部が106W×60H×334Dmm/4kg
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