「T3」のアップグレードモデル

LUMIN、 SFPポート搭載/プロセッサー高速化したネットワークプレーヤー「T3X」

公開日 2025/01/17 00:00 編集部 : 伴 修二郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
完実電気は、LUMINブランドのネットワークプレーヤー「T3X」を1月24日より発売する。価格は858,000円(税込)。カラーバリエーションはシルバー/ブラックの2色を用意する。

LUMIN「T3X」シルバー

LUMIN「T3X」ブラック

DSD対応ネットワークオーディオプレーヤー「T3」に最新テクノロジーを搭載したアップグレードモデル。CNCパネル構造の筐体やESS製DACチップはそのままに、新たにリニア電源と光ファイバーネットワークに対応したSFPポートを搭載。さらに処理能力の高速化により、「最新のストリーミングテクノロジーに必要なマシンスペックを備えた」とアピールしている。

DACはES9028Pro SABRE DACを2基搭載し、上位モデルと同等のデュアルモノラル動作を採用。チャンネルセパレーションを最大化し、歪のないピュアなオーディオ再生を実現したとする。

最大でPCM384kHz/32bit、DSD22.4MHzまでの再生をサポートし、オーディオフォーマットはDSDがDSF/DIFF/DoP、PCMがFLAC/Apple Lossless (ALAC)/WAV/AIFF、ほかMP3、MQA、AACに対応。DSD256/PCM384まで対応する全てのフォーマットへのアップサンプリングとダウンサンプリングが行える。

光ファイバーネットワークに対応したSFPポートを搭載しており、ネットワーク上のデジタルノイズを遮断すると説明。また、ネットワークスイッチを内蔵したデュアルネットワークインターフェースを採用することで、1つのポートをルーターに接続しながら、もう1つのポートを使用して追加のLUMIN製品またはネットワークストレージ(NAS)に接続することができる。

背面イメージ

プロセッサーの高速化に加えて、優れた処理能力とストレージ容量によってリサンプリングの柔軟性が向上、将来的なアップデートにも対応できるとのこと。また、カスタムトロイダルトランスを採用した低ノイズリニア電源を搭載し、電源部はシールドによりコンパートメント化。加えて、電源基板上に低ノイズリニアレギュレータを配置するなど、電気的なノイズを最小限に抑える設計により、パフォーマンスを最大化してサウンドの明瞭性がさらに向上したとする。

同ブランドのフラッグシップネットワークプレーヤー「X1」のテクノロジーを採用したフルバランスアナログ出力モジュールを搭載することで、広いダイナミックレンジと超低ノイズを実現し、音の明瞭さやディテールを忠実に再現すると説明する。

また、新たなデジタル音量調整アルゴリズム「LEEDH PROCESSING DIGITAL VOLUME CONTROL」を採用。デジタル信号の振幅を正確に変更することが可能で、より効率的な整数のボリューム値を使用し、後続のDAC変換中におけるオーディオ情報の整合性を維持するとしている。

Tidal/Tidal Connect/Qobuz/Roon Ready/Spotify Connect/AirPlay/TuneIn/UPnP(OpenHome)など様々なストリーミングサービスに対応。専用アプリ「LUMIN App」による操作も可能で、各ストリーミングサービスに直接アクセスできるほか、高解像度のアルバムアートワークやコーデック、サンプリングレート、ビットレートおよびデータレートの表示、ギャップレス再生をサポートする。

シャーシのフロントやサイド、トップ、ボトムにはCNC加工されたアルミパネルを採用し、構造剛性とシールドを強化したと謳っている。外形寸法は350W×60.5H×350Dmm、本体質量は6kg。

CNC加工されたアルミパネルを採用

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク