ナガオカ、“MP型”カートリッジの最上位モデル「MP-700」。内部に磁束誘導プレートを搭載
ナガオカトレーディングは、NAGAOKAブランドより、 “MPシリーズ” カートリッジの最上位モデル「MP-700」を5月13日(火)より発売する。ラインナップと価格は以下の通り(表記いずれも税込)。
・「MP-700H」(ヘッドシェル付き)210,100円
・「MP-700」(カートリッジ単体)203,500円
・「JN-P700」(交換針)93,500円
同ブランドのMP(ムービング パーマロイ)シリーズは、一般的な磁石を誘導体とするMM型と比較して、軽い鉄片(パーマロイ)をカンチレバーに取り付け軽量化を図ることで、レコード針の動きの自由度を高めたとする同社を代表するカートリッジ製品。この度、本シリーズの最上位モデル「MP-700」が同社の創業記念日に全世界発売される格好となる。
MP-700は、音楽を愛するすべての方々に未体験の感動を提供するため、細部にまでこだわり抜いた設計と革新的な技術を取り入れたと謳うカートリッジ。カートリッジ内部に新たに磁束誘導プレートを追加することで、磁気回路内における磁束の流れの効率化を図っている。
カンチレバー後端のパーマロイ周辺での磁束量増加に伴い、微弱な振動に対する感度が向上したことで、空間表現を支える微細な音を幅広く捉えることが可能に。これにより、音像や定位がさらに明瞭になったとアピールする。
カートフレームには「超々ジュラルミン」を採用。加えてカートフレームとシールドケースにはニッケルメッキ、黒スズメッキ、絶縁コーティングの3層の表面処理を施すことで、静電気の侵入を抑え、ノイズ低減による音質の静寂性と安定性を実現したとする。また、耐熱性・耐摩耗性・耐薬品性を兼ね備えることで、長期間にわたりその美しさを保持できるという。
MPシリーズとしては初となるテンションワイヤー構造を採用する。レコード盤の反りや歪みによる針圧変化の影響を抑制することで、トレーシングの安定性を高め、各帯域の音の輪郭をより鮮明に描き出せるとのこと。また、マイクロリッジ針の使用により、音に厚みや奥行きを与えのに加えて、残響音の鮮明さを強調して深みのある音質を実現するとしている。
カンチレバーはボロン製。スタイラスチップはマイクロリッジ無垢ダイヤを用いており、交換針「JN-P700」も用意している。周波数特性は20Hz -27kHz、出力は4.0mV、負荷抵抗は47kΩ、負荷容量は100pF、適正針圧は1.4kg。
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