専用設計ミッドウーファーや新設計クロスオーバー・ネットワークなど搭載

Sonus Faber、第5世代“Homage”コレクションにブックシェルフスピーカー「Guarneri G5」

2024/02/08 編集部:小野佳希
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ノアは、同社が取り扱うイタリアSonus Faber(ソナス・ファベール)ブランドより、Homage(オマージュ)・コレクションシリーズのブックシェルフスピーカー「Guarneri G5(ガルネリ G5)」を3月5日に発売する。価格は3,245,000円(ペア・税込)。

Guarneri G5

28mm径のトゥイーターと150mm径ミッドウーファーによるバスレフ式の2ウェイスピーカーで、本機専用設計のミッドウーファーや新設計のクロスオーバー・ネットワークなどを搭載。キャビネット内部も新設計で、吸音材の選定及び配置などの内部構造を見直している。

2023年7月より展開している「Amati G5」から第5世代目となったHomageコレクションの新モデル。Homage第5世代としては、2023年9月発売の「Serafino G2」に続く3機種めとなる。

なお、仕上げはウェンゲ材を使用した「Wenge」と、ウォルナット材の「Red」、ウォルナット材にダーク・グレーの顔料を施した「Graphite」の3種類を用意している。

■キャビネットは様々な独自設計を投入し内部構造も見直し



キャビネット側面は同社の上級モデルで採用されているプライウッド構造を継承。厚みの違うシート状の木材を木目の角度を交互に90度変えて8層に積層させ、プレス機で加圧しながら曲面を造形している。

さらに、側板の突板同士の接合部にはクリア・メイプルをダンピング素材として挟み込み使用。これによって、ラインを施したような印象的なデザインアクセントを持たせながら、異種木材の組み合わせによって木の響きを活かしつつ不要振動を排除しているという。

さらに、キャビネットは独自構造の「エキソ・スケルトン・クランプ」を採用。天然木によるキャビネットに、アルマイト処理とラウンド・エッジ処理を施したCNC加工アルミニウムプレートをキャビネットの天地に取り付け、背面もアルミニウムパーツを装着している。

この構造でキャビネットをダンピングさせ振動成分を抑制するとともに、天然木ならではの豊かな鳴りと適度に引き締まった低域再生を実現すると同社はアピール。音に悪影響を及ぼす床面からの不要な共振や振動成分をキャビネットに滞留させず、接地面に効率的に逃がすことで、淀みのないナチュラルな音楽を奏でることができるともしている。

前述のとおりキャビネット内部の構造も新設計で、吸音材の選定及び配置などの内部構造を見直し。それと同時に、バスレフポート技術「Stealth Ultraflex(ステルス・ウルトラフレックス)機構」も従来から継承。アルミニウム押し出し成形により作られた堅牢なバスレフポート構造により、バスレフポートのダクトに適度なダンプをかけることで、ポートから排出される気流の乱れを波状のポート出口構造で最適化している。

スパイク部は、不要な振動を抑制するという独自設計「Z.V.T.(ゼロ・ヴァイブレーション・トランスミッション)テクノロジー」を踏襲。金属でエラストマー樹脂を挟み込む「サイレントスパイク」を搭載している。

■新設計のドライバーやクロスオーバー・ネットワークを搭載



ミッドウーファーは“G5”専用新設計の150mm径ペーパーコーン。自然繊維を空気乾燥させ、独自にダイアフラムに調合した。ムービングコイルはCCAWで構成し、特製銅合金によりムービング・マスが低減することでダイナミクスが向上したという。

また、BIMAX特殊素材を使用した新設計のスパイダー、アルミニウム・ダイキャストのフレームによるバスケットによって、淀みのないナチュラルなサウンドを発揮するともしている。さらに、専用設計されたカスタムメイド・ネオジムモーター・ドライバーで歪みのないより低い周波数帯が再生できるともアピールしている。

トゥイーターはAmati G5、およびSerafino G2と共通の28mm径アローポイントDAD搭載シルク・ソフトドーム・トゥイーターを、本機のための新設計で搭載。アルミニウム・ダイキャストのフレームに搭載されたソフトドーム・トゥイーターの頂点を部分的にダンピングさせた独自の「DAD(Damped Apex Dome)テクノロジー」によって、ダイアフラムの逆相挙動を抑制している。

また、トゥイーター背面には、同社のフラグシップ・モデル「Aida II」にも採用された専用の木製チェンバーを搭載。ドライバー駆動時に発生する気流を制御し、レーザーエッチング加工による複雑な音響迷路を形成する内部構造によって高域再生の音質向上を図っている。

クロスオーバー・ネットワーク回路は上記のフラグシップ機Aida IIにも採用されている「PARACROSS TOPOLOGY(パラクロス・トポロジー/位相幾何学)」に基づいた新設計を採用。各ドライバー・ユニットの振幅 / 位相特性、空間 / 時間特性を最適化する一方、低周波数のインピーダンスを最適に制御してアンプとのマッチングに配慮しているという。

クロスオーバー・ネットワーク回路

また、回路に搭載するパーツは本機ために新たに厳選された物を採用。Jantzen社製インダクター、Clarity Cap社とのカスタムメイドパーツ、MUNDORF社製高品位パーツを、幾度もリスニングテストを重ね採用したという。

周波数特性は40Hz-35kHz(ステルス・ウルトラフレックス含む)で、出力音圧レベルは86dB SPL(2.83V/1m)、公称インピーダンスが4Ω、クロスオーバー周波数は2,200Hz、推奨アンプ出力は30-125W(クリッピングなし)。

背面部

外形寸法は238W×378H×390Dmm (本体部、突起部含む)で、質量が14.6kg/1本(本体部)。専用スタンドが付属し、スタンド装着時の重量は27.6kg/1本。そのほか、スピーカー端子はバイワイヤリングに対応している。

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