3Dオーディオ制作最前線レポートも掲載

ルームチューニングを大特集。「JASジャーナル2024年冬号」公開

公開日 2024/02/06 10:06 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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一般社団法人 日本オーディオ協会が発行する「JASジャーナル」の2024年冬号が、オンラインにて発行されている。今号の特集は「ルームチューニング」となっており、室内音響を調整して「良い音」を追求するさまざまなアイデアが紹介されている。

「JASジャーナル2024年冬号」発行

日本音響エンジニアリングが提案する「Acoustic Grove System」は、森林の音響効果から着想を得て生まれたルームチューニングアイテム。オーディオの試聴室だけではなく、録音スタジオやピアノサロンににも導入されており、さまざまな活用事例を通じて、同社のルームチューニングの考え方を知ることができる。

「Acoustic Grove System」の音質効果の考え方

特集では、日本環境アメニティが開発する音響拡散体「オトノハ」の紹介や、エミライが輸入代理店を務めるポーランドの音響パネルメーカー「Artnovion」の実践的な活用方法なども紹介されている。

他にも、名古屋芸術大学の准教授・長江和哉氏による、ドイツトーンマイスター協会が主催する録音・音響技術のコンベンションレポートも掲載。2Lのモートン・リンドバーグ氏による3Dオーディオ収録の“トリック”や、深田晃氏によるサイトウ・キネン・オーケストラ収録の方法論など、最先端の3Dオーディオ制作にまつわる情報が掲載されている。

3Dオーディオ制作の最前線をレポート

■JASジャーナル2024年冬号 コンテンツ
・連載:思い出のオーディオ Vol.10
日本オーディオ協会 会長 小川理子
・森の音響効果から生まれた「Acoustic Grove System」とは
日本音響エンジニアリング株式会社 音空間事業本部 課長 根木健太
・音響拡散体「オトノハ」とは
日本環境アメニティ株式会社 開発技術部 八並心平
・機能とデザインを両立する音響パネル「Artnovion」導入レポート
株式会社エミライ ホームオーディオ統括 村上遼
・イトーキ本社ショールーム(ITOKI TOKYO XORK)訪問記
日本オーディオ協会 専務理事 末永信一
・第32回トーンマイスターコンベンション「3D Audio」レポート
〜イマーシブとサラウンドレコーディングの理由と背景〜
名古屋芸術大学 音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース 准教授 長江和哉
・個人会員に聞く! 第3回 鶴島克明氏
・音の日2023の報告
・JASインフォメーション
・こちらJASジャーナル編集局

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