オプションの吸音パネルも

ヤマハ、ユーザーが自分で組み立てる防音室「DIY.M(ダイム)」。約38万円

2022/10/17 編集部:小野佳希
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ヤマハは、ユーザー自身が組み立てられる新たな防音室ブランド「DIY.M(ダイム)」より、主にフルートやクラリネットの演奏を対象とした防音室「SBA05」およびオプションの吸音パネル「OWP2A」を2023年1月に発売する。価格は防音室が379,500円で、オプションパネルが27,500円(ともに税込)。別途、配送費や組立サービス費(希望した場合)が必要。

SBA05

ヤマハでは、独自のパネル工法、かつ、認定施工店による施工で提供する防音室「AVITECS(アビテックス)」を展開しているが、今回のDIY.Mでは、AVITECSで培った技術を基に組立工程の簡略化と部材の軽量化により、ユーザーによる組み立てを実現した。

OWP2A

防音室「SBA05」は、コンパクトな0.5畳サイズで、音量を31dB減衰(500Hz)。防音パネルを軽量化し、全体総重量も約80kgに収めたことで、今まで防音室の設置が難しかったワンルームタイプのマンションや木造建築の上階にも設置しやすくした。 楽器演奏だけでなく、レコーディングやテレワークブース(立ち仕事)としての活用も可能だとアピールしている。

9枚のパネルで構成しており、パネルは合計5つの梱包箱で配送され、箱を順番に開梱して組み立てる方式。 組み立て時間の目安は大人2人で約90分。 組み立てにはプラスドライバーなど工具を使った作業や踏み台を使った高所での作業が伴うため、配送業者による組み立てサービス(別料金)も準備している。

外形寸法は918W×2,040H×970Dmmで、内径寸法が837W×1,942H×904Dmm。レコーディング機材や照明を中に設置するための通線穴なども備えている。

オプションパネルの「OWP2A」は、「SBA05」専用の吸音材。演奏する楽器や演奏スタイルに合わせて配置することで、防音室内を好みの音響空間へカスタマイズできると説明している。

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