12月中旬発売予定

iFi audio、据え置き/ポータブルで使えるDACアンプ「iDSD Diablo2」。xMEMSドライバーにも対応

公開日 2023/11/14 10:29 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うイギリス・iFi audioのDAC内蔵ポータブルアンプ「iDSD Diablo2」を発表した。予価は231,000円(税込)、12月中旬の発売を予定する。

iFi audio「iDSD Diablo2」

2021年2月に発売した「micro iDSD Diablo」の後継機。据え置きとしてもポータブルとしても使用できる“トランスポータブル”という開発コンセプトを継続しつつ、今回は筐体を一回り大きくすることで、新機能の追加とさらなる高音質化を図った。また、xMEMS専用出力モードを搭載し、xMEMSイヤフォンドライバーにも対応する。

xMEMS出力専用モードを搭載する

デジタル入力にUSB Type-CとS/PDIF(3.5mm同軸/光丸)を搭載。Bluetooth5.4に対応しており、aptX Lossless、aptX Adaptive、aptX、LDAC、HWA/LHDCなどの高音質コーデックにも対応する。最大サンプリングレートは768kHz/32bit PCMとDSD512に対応、またMQAのフルデコードにも対応する。

バッテリーも内蔵しており、USB typeC端子で充電可能

DA変換には、バーブラウン「トゥルー・ネイティブ」DACチップを2基搭載。独自のジッター低減技術、GMTフェムト秒精度クロック技術とスマート・ストレージ・キャッシュなどにより高音質を追求している。

アナログ出力部も前モデルより強化されており、最大5,180mWの出力を実現。また使用するイヤホン/ヘッドホンに合わせて出力を3段階(Normal・Turbo・Nitro)に切り替えできるほか、高感度IEM向けの機能であるiEMatchも搭載する。

内部回路はPureWave技術によるフルバランス・デュアルモノ回路で、ネガティブ・フィードバック回路で発生するフィードバック誤差歪みや位相シフト、群遅延などを最適化するOptimaLoop技術も採用されている。

ヘッドホン出力は4.4mmバランスと6.3mmシングルエンドを搭載、また4.4mmのバランスライン入出力も搭載する。またリチウムポリマー4800mAhのバッテリーを内蔵しており、USB typeCにて充電可能。トラベルポーチと専用デスクトップスタンドも付属する。

サイズは166W×85H×28.5mmD、質量は455g。周波数特性は20Hz-90kHz。最大ヘッドホン出力は5,180mW(4.4mmバランス、32Ω負荷時)、2,450mW(6.3mmシングルエンド、32Ω負荷時)。S/Nは113dB以上、ダイナミックレンジは113dB以上、THD+Nは0.003%(16Ω/2.4V出力時)。

xMEMS出力においては、最大出力電圧28Vpp(4.4mmバランス出力時)、出力インピーダンス22Ω、DCバイアス電圧10-14Vとなっている。

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