ディナウディオブースの展示内容も

<TIAS>JBL、アクティブスピーカー「4305P」に新色ホワイト/ラックスマン新エンジン「LIFES」搭載機一挙登場

公開日 2023/11/03 15:46 編集部:松永達矢
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「2023東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)」が、本日11月3日(金・祝)-5日(日)の三日間、東京国際フォーラムにて開催されている。本項ではハーマンインターナショナル、ラックスマン、ディナウディオブースの展示内容をレポートする。

■ハーマンインターナショナル D棟1F HALL D1


ブース内にはJBLブランドを始めとした、ハーマン取り扱い製品の現行ラインナップが登場。10月より発売をスタートしたコンポーネントシリーズ「Classic Components」を中心とした展示を実施している。発売間もない製品ということもあり、一般参加可能な展示イベントへの出展は今回が初めて。開催期間中は「L 100 Classic MkII」と組み合わせたデモンストレーションを各日複数回用意するなど、その注力ぶりが窺える。

コンポーネントシリーズ「Classic Components」を一挙展示

今回のイベントで初披露された参考出展アイテムとして、2022年発売のアクティブスピーカー「4305P」のホワイトバージョンを展示。ホワイトウォッシュ仕上げのウッドパネルを使用したキャビネットが目を引く本モデルは、既にグローバル市場では展開済みとなっているが、ブーススタッフ曰く「国内での展開は本イベントでの反応を見て検討したい。今冬くらいに出せれば」とコメント。仮に展開が決まった場合の価格感については、販売中の通常モデル(税込264,000円/ペア)よりもやや高くなるイメージを想定しているという。

グリルを装着するとよりシンプルなデザインに

JBL「4305P」ホワイト

また、ブランドの75周年を記念して発売されたインテグレーテッド・ミュージックシステム「L75 ms」をダウンサイジングした「L42 ms」も参考出展アイテムとして登場。L75 msをセカンドシステム的に導入するユーザーが多く、「ブランドの想定以上の引き合いがあった」とのことで、小型モデルの投入に至ったとのことだ。

「L42 ms」

「L75 ms」同様HDMI(ARC)端子を搭載

L42 msは小型化に伴い、ユニット数はL75msミッドレンジユニットをオミットした4基で構成しているが、自然な音の広がり感を出す「マルチアングルバッフル」設計や、HDMI(ARC)の搭載などシリーズの特長や使い勝手の良さをしっかりと踏襲。現段階では年明け以降のリリースを想定し、価格については「10万から15万の間で案内できれば」と説明してくれた。

■ラックスマン ガラス棟408


ラックスマンでは、新増幅帰還エンジン「LIFES」搭載で刷新されたコンポーネント類を中心とした展示ラインナップを用意。同社初のネットワークトランスポートで、オーディオ銘機賞2024銀賞も受賞した「NT-07」から、昨年9月に発売されたアナログプレーヤー「PD-191A」まで同社の幅広いラインナップが所狭しと並ぶ。

ネットワークトランスポート「NT-07」

プリアンプC-10X。こちらはオーディオ銘機賞2024金賞受賞モデルだ

記者がブースを訪れた際にはパワーアンプ「M-10X」2基によるバイアンプ構成でFOCAL「Scala Utopia Evo」をドライブ。上記した再生機を用いてソースを選ばないデモンストレーションを実施していた。10月に逝去された谷村新司さんの「昴-すばる-」のアナログ再生では、歌声に込められた情念を余すことなく表現されていた。

■DYNAUDIO ガラス棟410


DYNAUDIOではEmit、Evoke、Contour、Confidenceなど、豊富な取り扱いラインナップから代表的なモデルをピックアップ。中でもユーザーからの注目が多いのはアクティブスピーカー「Focusシリーズ」シリーズだという。各メーカーからも続々と同ジャンルの製品が出てきていることを踏まえつつ「共に市場を盛り上げることができれば」と前向きな姿勢を語ってくれた。

DYNAUDIO「Focus10」

午前中にも関わらず多くの方がデモンストレーションに耳を傾けていた

「最初からここを目的に来てくれた方が多かった」とのことで、記者がブースを訪れたのは開会直後ではあったが既に多くの来場者でブース内は満員。DYNAUDIO「Confidence 50」を、MOON「860A v2」にて駆動するデモンストレーションに真剣に耳を傾ける様子が印象的だった。

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