“本家”ウェスタン エレクトリック製「300B」など採用

トライオード、30周年記念で特別仕様の真空管プリメイン「EVOLUTION 300 30th Anniversary」

公開日 2022/10/28 17:22 編集部:小野佳希
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トライオードは、同社創立30周年を記念した特別仕様の真空管プリメインアンプ「EVOLUTION 300 30th Anniversary」を発表。2023年1月に100台限定で発売予定であることを明かした。価格は1,100,000円(税込)。

EVOLUTION 300 30th Anniversary

同社の社名である三極管(トライオード)を代表する銘球「300B」やビンテージ球を使用。さらに、「300B」は“本家”である米国ウェスタン エレクトリック製のものを使用している。

初段管やドライバー管には、過去に生産された貴重なビンテージ球を厳選して使用しているとのこと。なお、ビンテージ球については銘柄の指定はできない。製品全体としての使用真空管はウェスタン エレクトリック製 300B×2本、12AU7×2本、12AX7×2本。

オリエントコア無酸素銅巻き線出力トランスや、日本製AMRG高品質オーディオ用カーボン抵抗器、アメリカ製マルチキャップポリプロピレンコンデンサーなど、主要部品に高品質で高音質なものを厳選して採用したともアピール。トライオードオリジナルUX-4 WE300B用金メッキ真空管ソケット、MUSES製高音質電子ボリューム抵抗、ディップフォーミング無酸素銅線電源ケーブル「TR-PS2」なども採用している。

電源オンオフや音量調整など各種操作が行えるアルミ削り出しのリモコンが付属するほか、大型ディスプレイを搭載して視認性を確保するなど、使い勝手にも配慮。シャーシ天面にはバイアスメーターとバイアス調整ボリュームを装備しており、メーターを確認しながら簡単にバイアス調整が行える。

本機のリモコン

そのほか、リアパネルのMAIN INスイッチをMAIN IN入力に切り換えることで、入力セレクターとボリュームをバイパスした動作となり、パワーアンプとして使うこともできる。

端子類は入力がLINE 4系統とMAIN IN 1系統を備え、入力感度/インピーダンスはLINEが310mV/100kΩ、MAIN INが900mV/100kΩ。スピーカー出力端子は1系統。

定格出力は12W+12W(8Ω)で、周波数特性が16Hz〜56kHz(-3dB)、SN比は93dB。外形寸法は440W×235H×330Dmmで、質量は29kg。前述のリモコンや電源ケーブルのほか、真空管ボンネットが付属する。

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