比類なき不純物率を実現

TCHERNOV CABLE、“BRC+導体”採用の新フラグシップRCAケーブル「ULTIMATE SLIM IC RCA」

公開日 2022/07/07 11:27 編集部:松永達矢
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イース・コーポレーションは、同社が取り扱うオーディオアクセサリーブランド、TCHERNOV CABLE(チェルノフケーブル)から、新フラグシップRCAケーブル「ULTIMATE SLIM IC RCA」を7月中旬より発売する。ラインナップと価格は以下の通り(すべてペア/税込)。

「ULTIMATE SLIM IC RCA」

・「ULTIMTE SLIM IC RCA 062」(0.62m):246,400円
・「ULTIMTE SLIM IC RCA 100」(1.00m):272,800円
・「ULTIMTE SLIM IC RCA 165」(1.65m):332,200円
・「ULTIMTE SLIM IC RCA 265」(2.65m):422,400円
・「ULTIMTE SLIM IC RCA 435」(4.35m):572,000円
・「ULTIMTE SLIM IC RCA 500」(5.00m):631,400円

2015年に発売された初代「ULTIMATE IC RCA」の後継となる同社フラグシップRCAケーブル。導体に新開発のBRC+(バランスド・リファインメント・カッパー・プラス)を採用するとともに、最大外径φ13mmのスリムデザインを採用したモデルとなっている。なお、前モデルは2022年6月をもって生産を終了している。

「比類なき不純物率」と同社がアピールするBRC+導体は、銅の精錬をさらに進化させ、鉄、スズ、ゲルマニウム、アンチモン、カドミウム、ヒ素の含有率を0.00003%以下にまで低減させているとのこと。その一方で、ワイヤー構造の均一性や可塑性、高い電気伝導性といった観点から銀は0.001%、鉛は0.00035%と、含有率を高めたとしている。また、酸素は最終的に0.0001%以下にするなど、伝送特性に有益となる成分の量を厳密に定義づけたと説明している。導体面積は0.35mm2

ケーブル構造イメージ

導体処理にFTDAダンピング方式を採用し、絶縁材にSATI/SASDB複合絶縁体を用いることで、信号のエネルギー損失を高いレベルで抑えることに成功。また、X-Shield SEのコットンテープ下層は、ケーブルコアからシールドを効率的に切り離し、地球磁場による磁気シールドの振動や移動に起因するエレクトロダイナミックノイズを大幅に減少させているという。

ジャケットには弾力性を高めたBASF社の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)Elastollanを採用することで、機械的強度と振動吸収性を高めた。プラグ部はUHF帯ノイズを遮蔽するパラジウムメッキのプラグシェルを採用。接点部は24金メッキが施されている。

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