発売間近のマクレビ「No5909」も

<OTOTEN>JBL「4312G」にホワイトの限定仕様“Ghost Edition”。「4305P」も初の一般展示

公開日 2022/06/11 17:16 編集部:松永達矢
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有楽町・東京国際フォーラムで6月11日・12日の二日間にわたり開催される、オーディオビジュアルの総合イベント「OTOTEN 2022」。本稿では、ガラス棟4階 G409にブースを構えるハーマンインターナショナルの出展内容をレポートする。

200平米を超える大きなブースを3つに区切り「JBL」「Mark Levinson」「ARCAM」と、取り扱いブランドごとに展示スペースを用意。昨年ブランド設立75周年を迎えたJBLからは参考出展アイテムとして、2018年発売のスタジオモニタースピーカー「4312G」の限定色仕様 “Ghost Edition” が展示された。販売予定価格は352,000円(ペア/税込)。

「4312G」“Ghost Edition”(写真右)。隣には通常仕様の「4512G」も(写真左)

白いキャビネット部と、ユニット部のコントラストが非常に特徴的なモデルとなっており、同ブースのスタッフによると本イベントでの展示が一般での初披露の機会になっているとのこと。ホワイトの筐体に黒のユニットの “パンダカラー” は人気が高いものの、インターネットなどで見られるのはユーザーが自分で着色したものであり、公式では初ではないかと語られた。なお、4312Gは、ブランド70周年記念として登場した限定モデル「4312SE」をベースに「L100 CLASSIC」の技術要素を移植したという3ウェイスピーカー。会場内には “Ghost Edition” の横に通常仕様のモデルが並べて展示されていた。

3月に実施された同社の内覧会で国内の展開が決定した、同社のスタジオモニターシリーズでは初となるアクティブスピーカー「4305P」も、初の一般展示を実施。価格感についても初めてアナウンスされ、予定価格は220,000円(ペア/税込)とのこと。こちらは再生デモ実施の予定はないとのことだが、発表時から注目を集めていたアイテムということもあり、多くの来場者が足を止めて外観を眺めていた。

アクティブスピーカー「4305P」

「4503P」のメイン(プライマリー)スピーカー背面部。試聴デモは行われないものの高い関心を集めていた

ほか、創立75周年記念モデルとして3月下旬に発売された “インテグレーテッド・ミュージックシステム” 「L75ms」や、 “Classicシリーズ” のスピーカーを展示。記者がブースを訪れた際にはスタジオモニター「4349」およびその兄弟機となるブックシェルフ型スピーカー「4309」の再生デモを実施。午前中の開催から来場者が詰めかけた。

“インテグレーテッド・ミュージックシステム”「L75ms」

午前中からブースの試聴デモンストレーションは活況を見せていた

本年でブランド設立50周年を迎えるMark Levinsonの展示では、ブランド初となるハイブリッド式ノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホン「No5909」の試聴ブースを用意。新開発の40mmダイナミックドライバーの搭載、業界最上位クラスのハイブリッド式ノイズキャンセリング技術に加え、高音質コーデックLDAC /aptX Adaptiveへの対応など、初のヘッドホン製品でありながら技術の粋を集めたプロダクトということもあり、こちらも活況を見せていた。

No5909のほかにも、ブランドの顔ともいうべき “No.5000シリーズ” のコンポーネント類も多数展示。ハーマンブース中央に位置するデモコーナーではフラグシップスピーカー「EVEREST DD67000」「K2S9900」と接続されており、時間帯によってはそのパフォーマンスを耳にすることができる。

発売を控えるマークレビンソン初のヘッドホン製品「No.5909」

JBLのハイエンドスピーカー「EVEREST DD67000」「K2S9900」も難なくドライブさせるポテンシャルの高さをアピール

昨年から取り扱いを開始した英ARCAMブランドからは現行ラインナップ4機種が展示。ブース入り口に一番近い左手側のデモコーナーでは、SACDプレーヤー「CDS50」とプリメインアンプ「SA30」によるシステム構成も用意されており、スピーカーにはJBLのプレミアム・スピーカーシステム “HDIシリーズ” 3機(「HDI-3800」「HDI-3600」「HDI-1600」)が用いられていた。

SACDプレーヤー「CDS50」とプリメインアンプ「SA30」によるシステム構成

ARCAMのコンポーネントとJBLのプレミアムスピーカーライン「HDIシリーズ」を組み合わせ

OTOTEN 2022は明日6月12日(日)まで東京国際フォーラムで開催。入場無料だが参加登録が必要で、公式サイトから入場事前登録を受け付けている

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