小型化によりポータブル機器などにも活用可能

日清紡マイクロデバイス、超低歪率・超低雑音のオーディオ用オペアンプ「NJM8830」

2022/06/09 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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日清紡マイクロデバイスは、オーディオ機器向けの2回路式オペアンプ「NJM8830」の生産を7月より開始する。

「NJM8830」

「NJM8830」は、同社製品の中でもトップクラスの超低歪率、超低雑音電圧を実現したというオーディオ用オペアンプ。全高調波歪率は0.000012%、入力換算雑音電圧は2.5nV/√Hzで、「オーディオ機器のさらなる高音質化、高性能化に貢献できる」としている。さらに±100mAの高出力電流特性を実現しており、ヘッドホンの駆動にも最適だという。

パッケージは「NJM8830KW1」と「NJM8830KW1」の2つを展開予定。前者の「NJM8830KW1」のサイズは、従来製品「NHM8801E」との面積比較で約70%減と小型化を果たし、ポータブルオーディオ機器や高密度実装を要求される機器にも活用できるとしている。

価格は「NJM8830KW1」(3.0×3.0×0.7mm)が440円、「NJM8830KW1」(5.2×6.2×1.55mm)が385円。特性は同一のため、組み込む機器に合わせて選択が可能になっている。

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