ドライバーユニットは「YB」と共通

エステロン、キャビネット素材やネットワーク回路を新設計したフロア型スピーカー「YB MkII」

公開日 2021/06/14 17:38 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)アーク・ジョイアが取り扱うエストニアのスピーカーブランドエステロンより、フロア型スピーカー「YB MkII」が6月16日に発売される。価格は2,750,000円(税込/ペア)。

ESTELON「YB MkII」

「YB MkII」は、フラグシップモデル「Forza」の設計時に着想した技術を投入して作られたモデル。グロス・ブラック、グロス・ホワイト、マット・ブラックの3ラインアップを用意している。ドライバーユニットは既存の「YB」と同じものだが、キャビネットとクロスオーバー、フット部に改良が加えられている。

「YB MkII」のグロス・ブラック仕上げ」

「YB MkII」には「Forza」と同等の複合新素材(大理石パウダーのコンポジット材)を採用、「YB」より約5kg増加したことで、キャビネットの不要振動をさらに低減し、ドライバーユニットのパフォーマンスをさらに発揮するとしている。鋳造による一体成型で高剛性と高密度を確保。

キャビネット内部をすべて湾曲面とすることで、内部定在波を抑制している。左右非対称の独創的な設計で、低域のコントロールも行ない自然でバランスの取れたサウンドを再現するとしている。

クロスオーバーネットワークも再設計、OFC(無酸素銅)のコイルとムンドルフ製Silver Gold Oilコンデンサを搭載し、はんだも高品位なものを使用。トゥイーター/ミッドレンジは2次カーブ(-12dB/oct)、ミッドレンジ/ウーファーは3次カーブ(-18dB/oct)となっている。なお、内部配線材にはKubala-Sosna製の純銅ケーブルを採用している。

クロスオーバーネットワークも新設計

フット部は、これまでの平面型の「ステンレス鋼フラット・フット」に加え、「ステンレス鋼スパイク・フット」も標準で付属する。設置面がフローリングやコンクリートの場合はフラット・フットを、カーペットの場合はスパイク・フットの使用を推奨している。

フラット・フット

スパイク・フット

低域ユニットは220mmアルミニウムコーン、中域は150m特殊加工スライスド・ペーパーコーン、広域は25mmベリリウム・ドームを搭載。周波数特性は30Hz-40kHz、クロスオーバー周波数は80Hz/2kHz。出力音圧レベルは86dB、インピーダンスは6Ω。サイズは332W×394D×1260Hmmで、質量は45kgとなっている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク