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チェコのベンチャー企業が開発

“ガラスの砂”を固めたうず巻き型スピーカー「Spirula」。3Dプリンターで曲面のみで成型

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
2020年09月02日
ベッドフォードサウンド合同会社は、チェコDEEPTIMEのうず巻き型スピーカーシステム「Spirula(スピルラ)」の発売を開始した。Deep Amber(琥珀)とDeep Black(漆黒)の2種類をラインナップ、価格は138,000円(税抜)。

うず巻き型スピーカーSpirula

Spirulaはガラスと同じ材質の珪砂を、3Dプリンターで一体成型して作られたスピーカー。3Dプリンターを使うことで、つなぎ目なく曲面のみで構成される筐体を実現、音響的に有害な定在波を排除している。つなぎ目がないためエンクロージャーの響きの不均一性も解消している。

カラーバリエーションとして琥珀(Deep Amber)もラインナップ

成型直後は表面が脆いため量産化には課題があったが、新開発の特殊な配合の硬化剤により、安定した性能を実現できたという。

製品コンセプトは「SANDからSOUNDへ」とし、ボヘミアングラスのルーツでもあるチェコの伝統と最新技術が融合したものとなっている。スピルラとは、深海に住むうず巻き状の殻を背負った生物トグロコウイカのこと。

ユニットは竹繊維配合の紙コーン8cmフルレンジ・スピーカーを搭載。最新の3次元シミュレーションを駆使することで、ユニットが持っている潜在能力を引き出しているという。サイズは117W×222H×208Dmmで、質量は2.4kg。再生周波数は75Hz〜20kHz。

また、サブウーファー兼アンプの「Thunderstone(サンダーストーン)」を追加した2.1chシステム、「IONIC(イオニック)サウンドシステム」も発売。価格は398,000円(税抜)。

サブウーファー兼アンプThunderstoneと組み合わせた2.1chシステム

Thunderstoneも同じく珪砂で構成されており、クラスDアンプを搭載、サテライト出力は最大60W×2、サブウーファー出力は最大110W。ステレオミニプラグ入力のほか、Bluetooth接続や光デジタル入力も搭載する。サイズは372D×372W×239Hmmで、質量6.5kg。

チェコのDEEPTIME社は、3Dプリンター技術の専門家やデザイナーが集まって、2014年に立ち上げたベンチャー企業。創業者兼設計者のオンドレイ・チョトビンスキーはフェラーリやマクラーレンといった自動車メーカーでシャーシデザインなどの3Dモデリングを担当していた。

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