夏フェスもキャンプも一度に楽しもう!

「家キャン」に欲しかったのは“映像と環境音“!ガジェットでキャンプ場を再現してみた

編集部:川田菜月
2020年08月29日
8月も残すところ、あと数日。みなさん、“夏” しましたか? 猛暑に見舞われ、新型コロナウイルスの影響で遠出もしづらい状況が重なった今年、どう過ごそうか悩んでいたら、気づけば何もできないまま、夏が終わろうとしているのではないでしょうか。筆者もそうです。

いや、まだ終わらせるわけにはいかない。正直言えば暑いのも人混みも虫も苦手だし、家で引きこもる方が断然得意だ…けど、どこにも「行かない」のと「行けない」のは大違い!

こんな状況でもやっぱり “夏” がしたい! 何か夏らしいこと…そうだ、キャンプをしよう!!

そうだ、キャンプしよう

ということで今回は、最近流行っている “家キャン” をやることにした。とことんサマーキャンプ気分を味わうべく、ガジェットの力で完全再現にトライ。家で快適に過ごしつつ、昼間は夏フェスを見て、夕方になったら焚き火、夜は星空を眺める…これだけ出来たらもう夏満喫でしょう!

プロジェクターとスピーカーで「キャンプ場の環境」を完全再現!

料理も用意すれば完璧だ!

そこで用意したのは、BenQのモバイルプロジェクター「GS2」、ソニーのグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」とバルミューダのBluetoothスピーカー「バルミューダ ザ・スピーカー」、Amazon Alexa対応のスマートスピーカー「Echo」&「Echo dot」。具体的には、自前のスマートフォンとノートPCと連携して、プロジェクターで映像を、Bluetoothスピーカーで音楽や映像音を再生し、スマートスピーカーは周囲に配置して、川のせせらぎや虫の声などを流すことで、リアルな空間作りを目指している。

早速設置していこう。キャンプ用のイスとテーブル、ランタンを置いて、ピクチャーレールにデコレーションライトを引っ掛けていくと、すでに雰囲気はバッチリだ。さらにテントを張るとより気分は高まるだろう。ただ一般的な一人暮らしの部屋の広さを考えると、ちょっとスペースを取りすぎるので、今回は省略している。

ピクチャーレールがある人は絶対デコレーションライト下げるべし

実際のキャンプでも寝る時以外はほぼテントに入らないので、テント前の空間づくりを徹底。もちろんスペースがあれば、テントを設置すると尚よし

まずは、今年ことごとく中止となった夏フェス気分を味わいたい! ということで、ライブ映像を流していく。プロジェクターは小さめのテーブルに置いて位置を調整。BenQのGS2は、若干上向きに角度が付けられるので、椅子に座って見るのにベストなサイズになるよう整えたら、オートフォーカス機能で自動調整。また独自のLumiExpertテクノロジーが周辺光レベルを自動的に検出し、適切な明るさに調整してくれるなど、とにかく簡単に使いこなせる。

椅子より少し後ろに置いた小さめの机にプロジェクターを設置

付属リモコンのほか、本体ボタンやスマホのコントロールアプリからも操作できる

映像はMac BookからAirPlayでストリーミングしてYouTube動画を再生。もちろんiPhoneやiPad、Androidデバイスからのワイヤレス再生にも対応しているし、「Aptoide TV」からメディアアプリをダウンロードして再生することも可能。なお、Prime VideoやNetflixなどで配信されている著作権で保護されたコンテンツは、ミラーリングやスクリーンキャストの再生方法に制限がかかるので注意したい。

パソコンは後ろに移動させたダイニングテーブルに置いて、さあ目の前の準備は万端!

音声はプロジェクター本体からも流せるが、今回はソニーのLSPX-S2と、バルミューダ ザ・スピーカーをBluetoothスピーカーとして使用。どちらも360度再生ができるので、音を部屋中に広げてくれるのがポイント…だが、それだけじゃないのが2モデルの魅力!外観からわかる通りライト機能が特徴で、キャンプ感演出にもってこいの秀逸さを備えている。

外観から分かる通り、ライト機能が2機種のもう一つの魅力だ

LSPX-S2は、ソニーが展開する有機ガラス管を振動させて音を出す “グラスサウンドスピーカー” の第二弾モデル。テーブルの上に置くと、存在感はありつつも邪魔にならないちょうどいいサイズとデザインが良い。ここでは風に吹かれて少し瞬くような光のゆらぎを再現する「キャンドルライトモード」をぜひ使おう。音楽再生では「ベースブースト」機能を備えており、よりライブ感のある低音も楽しめる。

グラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」は、火の揺らめきを再現するキャンドルライトモードを装備

テーブルに置くのがおすすめ。オシャレで存在感もありつつ、決して邪魔にならないちょうどよいサイズ感

バルミューダ ザ・スピーカーは、内部のLEDユニット3基が楽曲にシンクロして輝く点が特徴。ボーカル中心の楽曲に合うとされている抜け良い音質と合わせて、「ライブステージのような臨場感をつくり出す」というコンセプトが、今回のフェス視聴にもぴったりだ。そしてなんといっても「バルミューダ」であること!この時点で必須アイテムといっても過言ではないはず。映える!

キャンプに映えまくるバルミューダのスピーカー。サッポロ黒ラベルを用意したい!

バルミューダのランタンと。どことなく統一感が生まれ、オシャレさもアップ。背面下部に、ペアリングや音量調整のボタンが配置される

さて手始めに、現在90日限定公開中の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」の過去ライブ映像を視聴。そもそも北海道で開催されるこのフェス、今年じゃなかったとしても参戦には時間とお金が必要だが、家でも映像を楽しめるのは嬉しい。

ライブステージに思いを馳せて。一人でも全然寂しくないから!!

ライブで感じる音圧やあの空気(と野外で飲むビール)にはもちろんかなわないのだけど、少し環境を整えるだけで、ただPCやスマホの画面で視聴するのとは段違いにフェス気分が味わえる。様々なライブ配信が今後も予定されているので、まず直近では8/29・30開催の「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHARE supported by au 5G LIVE」を見て、夏を締めくくるのもオススメだ。

日が暮れてくる頃には、森山直太郎先輩の「夏の終わり」を聴く…ああ、夏が終わる……

だんだん日が陰ってきたら、キャンプには欠かせない “焚き火” の時間だ。ここでもGS2で焚き火のYouTube動画を再生し、バルミューダ ザ・スピーカーやLSPX-S2から音を再生する。

低い位置に投影するため、プロジェクターはテーブル下に床置き設置

火をつけて、だんだん炎が大きくなっていくにつれ、共に大きくなっていく焚き火の音がパチパチと広がる………え、めっちゃ良い。ちょっと言いすぎるが、もはやリアル焚き火と遜色ないほどだ。足りないのは匂いくらいだろう。

焚き火、めちゃくちゃに癒される…一気に無の境地に誘われ、すっかり心落ち着いた

そしてここからは、「Echo」「Echo dot」の3台でキャンプ場の環境音を再現。フェス動画再生時は環境音に人の歓声でも…と思ったが、ライブ映像とタイミング合わなかったり、あまりピンとこなかったのでお休みさせていたのだが、焚き火からはフル活用! イスから見て、少し後ろ側に置いたEchoからは川のせせらぎを、左右の前方向に置いたEcho dotからは風や虫の鳴き声を再生することにした。

「Echo」「Echo dot」の3台でキャンプ場の環境を再現

空間各所に配置することで、環境音に包まれてリアルな空間再現ができる(と思う)

環境音の再生には「Apple Music」と「Amazon Music」の二つの音楽配信サービスを使った。Amazon Musicから川のせせらぎをリピート再生し、Apple Musicはリピート再生できないので、虫の声や風の音などを入れて作ったプレイリストを再生。こんなことが簡単にできてしまうのも、電源やWi-Fiが使える家ならではの利点だ。

そして実際に再生し始めると、これは………良い!! 体感レベルがかなり高まる。なんていうか、もう、キャンプ場じゃん!!!

正直長時間の再生は難しかったが、一定時間の雰囲気作りはバッチリだ。「映像くらいじゃ焚き火再現できないっしょwww環境音とか無駄でしょwwww」なんて斜めな気持ちも、すぐさま一掃されること間違いなし。

ぼんやり火を眺めていたら、日が高い夏とはいえ、あっという間に外は真っ暗だ。最後はやっぱり、都会ではなかなか見られない満点の星空を見たい。プラネタリウムがあればその方がより良いかもしれないが、今回はプロジェクターで夜空の煌めきをカバーすることに。高い位置に映し出したかったので、ミニ三脚をつかって底上げしてみた。

これもまた一興…

見上げる位置に星空を映したら、そこは…もう、キャンプ場じゃん!!!(再)
正直、星空に関しては一番微妙かも…と思っていたのだが、環境音も相まって自然空間が広がり、思っていた以上に “キャンプの夜” を体感できた。

短い夏が終わったのに今子供の頃の寂しさがないけれど、結論としては、「夏の思い出」感満載の体験ができた! 料理だってすぐ横のキッチンで作れて、ビールも無くなれば冷蔵庫からすぐ補充できる。突然の雨など、天候変化に左右されずに楽しめる点も魅力だ。

圧倒的に足りない外の空気感は、ちょっとした音が加わることでだいぶ格上げされた。さらに野外を感じたい場合は、窓を開けて空気を通すのもアリかもしれない(熱中症、また音楽再生時の音量には十分注意しよう)。

なかなか遠出できないキャンプ好きの方も、普段キャンプなど気乗りしない方も、おうち時間を利用した快適な家キャンプで、ちょっとした非日常体験を楽しんでみてはどうだろうか。

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