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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サー・サイモン・ラトル(指揮)「ベートーヴェン:交響曲全集」

公開日 2020/03/06 16:46
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サー・サイモン・ラトル(指揮)
「ベートーヴェン:交響曲全集」

BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
KKC-1070/79
アナログLP10枚組 重量盤
46,296円(税別)
メーカー在庫切れ

【曲目】
[LP1A] 交響曲第1番ハ長調 Op.21 [24'42] 
[LP1B・LP2A] 交響曲第2番ニ長調 Op.36 [30'51] 
[LP2B・LP3] 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』 [49'09] 
[LP4] 交響曲第4番変ロ長調 Op.60 [33'29] 
[LP5] 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 [30'32] 
[LP6] 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』 [42'36] 
[LP7] 交響曲第7番イ長調 Op.92 [39'12] 
[LP8] 交響曲第8番ヘ長調 Op.93 [25'08] 
[LP9・LP10] 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』 [67'47]

【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮) 
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ) エーファ・フォーゲル(アルト) クリスティアン・エルスナー(テノール) ディミトリー・イヴァシュシェンコ(バス) ベルリン放送合唱団、サイモン・ハルジー(合唱指揮)

【録音】
2015年10月6&12日(第1、3番)
7&13日(第2、5番)
3、9&15日(第4、7番)
8&14日(第8、6番)
10&16日(第9番)
フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)  
レコーディング・プロデューサー:クリストフ・フランケ ,サウンド・エンジニア:ルネ・メラー ,LPマスタリング:ライナー・マイヤール、フレデリック・スタンデル、エミール・ベルリナー・スタジオ MS方式ワンポイントマイクによる録音(24bitのマスターを使用してのカッティング) 

【封入特典】
ダウンロード・コード:このLP-BOXには、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。  
デジタル・コンサートホール:ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。  
カバー・イメージ :イサ・ゲンツケン《Fenster》1990  

【内容について】
2015年10月に本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行われたベートーヴェン・ツィクルスが10枚組LPボックスで発売となります。2016年5月の来日の際に発売されたベートーヴェン交響曲全集CD+ブルーレイ(KKC9151)は、オケの充実した響き、ラトルの深い解釈、そして素晴らしい音質で話題となりました。

このLPは、演奏日付は前述のセットと同じですが、録音方法が異なり、2本のマイクをMS方式でセッティングし録音されています。MS方式というのは単一指向性のMidマイクと左右に指向性のある双指向性のSideマイクを上下に配置するというマイクセッティング。またブラームス交響曲全集6LP(完全限定盤/完売)で行われた一組のステレオマイクを用いるワンポイント録音と同様で、マイク同士の位相差がなく、音像が明確になり濁りのない音が収音され、コンサートホールの特等席で聴いているような臨場感を味わうことができます。LPは、こうして録音された24bitのマスター音源をもちいてカッティングされています。 

ラトルはウィーン・フィルとベートーヴェン全曲録音(2002年)を行っており、20世紀後半に発表されたベーレンライター社によるジョナサン・デル・マー校訂版を用い、そこにラトルらしい解釈を加えた新しいベートーヴェン像として当時話題になりました。本演奏でも同様の版を使っていますが、ラトルの鋭く攻め入るスタイルそして一音一音を大切にする緻密な指揮ぶり、それにベルリン・フィルの重量級の表現が反映され、ベルリン・フィルの持つ音楽的パワーを実感する推進力に満ちた演奏を繰り広げています。

解説書には、校訂者ジョナサン・デル・マーがベーレンライターについて語った文章も挿入されており、ラトルとの興味深い会話なども書かれており、ベートーヴェンの音楽、ラトルの演奏をより理解することができます。  

首席指揮者・芸術監督就任以来ラトルがベルリン・フィルと培ってきた「音楽」を存分に堪能できる内容となっています。

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