Bluetoothも内蔵

エラック、専用アプリで自動音場補正が行えるDAC内蔵プリメイン「EA101EQ-G」

2017/04/03 編集部:小澤貴信
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ユキムは、ELAC(エラック)より、自動音場補正機能を備えたDAC内蔵プリメインアンプ「EA101EQ-G」を4月5日より発売する。価格は130,000円(税抜)。

「EA101EQ-G」


192kHz/24bit対応のUSB入力をはじめとするデジタル入力を搭載した、コンパクトなプリメインアンプ。アナログ入力、Bluetoothも備える。最大の特徴は、接続したスピーカーやサブウーファーの特性を測定して自動音場補正機能を備えた点で、測定はiOS/Android向けの専用アプリを使って行う。出力は80W×2(4Ω)。

昨年90周年を迎えたエラックが新たに展開する、“Element Series”にラインナップされたモデル。同社のスピーカーシステム「260LINE」「Uni-Fi SLIM」「Debut」など、ミドル〜エントリークラスとのスピーカーとの組み合わせを主に想定して開発されたという。

パソコンやiPhoneと組み合わせたイメージ

アンプ部には、エラックが同社のサブウーファー用アンプの開発で培ってきたBASHテクノロジーを活かしたとのこと。これはデジタルアンプの高効率とアナログアンプの音質を併せ持つことができるという技術だ。

デジタル入力は、192kHz/24bitまでのPCMに対応したUSB-B入力(DSDには非対応)、やはり192kHz/24bitまで対応の同軸デジタル×1、光デジタル×2を搭載。アナログ入力も2系統を備える。

背面端子部

Bluetoothを内蔵しており、スマートフォンなどの音源をワイヤレス再生することも可能。aptXコーデックにも対応する。フロントパネルにはヘッドホン出力も搭載。またサブウーファー出力を備え、後述のようにサブウーファーも組み合わせての音場補正を行える。

自動音場補正機能は「AUTO BLEND」と呼ばれ、専用アプリ「EA101EQ-G app」を使って行う。本機能のベースになったのは、サブウーファーで培ったDSPおよびキャリブレーション機能だ(自動音場補正機能は、先行して同社サブウーファーの一部モデルで採用されてきた)。

EA101EQ-G Appの補正時の画面

こちらは機能を選択する際の画面

本機では、接続されたスピーカーとサブウーファーの特性に加えて、リスニングルームの音響特性をアプリがインストールされたiOS/Androidデバイスで測定。適正な値を計算して補正を行う。なお、測定はスマートフォンのマイクを使って行う。

測定を行っているところ。測定はスピーカーのユニット直前とリスニングポイントの2箇所で行う

また本アプリから、入力切り替えやボリュームコントロール、Bass/Trebleのイコライジング調整などを行うことができる。

本機にはリモコンも同梱される。また、スピーカー端子はバナナプラグ専用で、バナナプラグ2ペアが同梱される。外形寸法は214W×60H×284Dmm、質量は2.8kg。

本機のリモコン

なおユキムでは本機の発売を記念して、「EA101EQ-G」と同じエラックのスピーカーシステム「Debut B5」(ペア・通常価格55,000円/税込)をセットにしたお得なシステムパッケージ「101 Debut Set」を50セット限定で同じく4月5日から発売する。価格は150,000円(税抜)。

本パッケージには、さらにinakustik製スピーカーケーブル「STAR-0.75CT」(1m/ペア)も付属する。Debut B5は、エラックのエントリーライン“Debutのブックシェルフ型スピーカーとなる。

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドELAC
  • 型番EA101EQ-G
  • 発売日2017年4月5日
  • 価格¥130,000(税抜)
【SPEC】●出力:80W×2ch (4Ω) ●出力端子:サブウーファー×1、ヘッドフォン×1 ●入力端子:LINE×2、COAXIAL×1、OPTICAL×2、USB×1 ●デジタル入力:USB 最大192kHz/24bit、COAX、OPTICAL 最大192kHz/24bit ●外形寸法:214W×60H×284Dmm ●質量:2.8kg