コンパクトな設計で安定性を確保

THALES TONARM、バッテリー駆動式ターンテーブル「TTT-Compact II」

公開日 2016/08/30 16:00 編集部:杉浦 みな子
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(株)ユキムは、同社が取り扱うTHALES TONARM社から、新しいターンテーブル「TTT-Compact II」を9月1日に発売する。価格は175万円(税抜)。

TTT-Compact II

オプションで選択できるブロンズモデル

新採用のリチウム・マンガン・バッテリーで駆動するコンパクトな設計のターンテーブル。約3〜4時間の充電で、約12時間の連続使用を可能としている。駆動はベルトドライブ式で、回転数は33 1/3、45rpmに対応。同社のトーンアーム「Simplicity2」を搭載している。

本機はコンパクトな設計とすることで、大型のプレーヤーと比較してメカニカルな安定性を高められるようにしているという。新設計のベルトガイドを採用することで予期せぬ方向にベルトが外れることを防ぎ、プラッターの回転速度の安定度を改善すると同時に、メカニカルな振動で引き起こされる不安定性を抑えられるように配慮した。

オリジナル・ベルトガイド方式を採用

また、3相DC ブラシレス・モーターには、特注の新モーターを採用することで、ドライブ性能の向上を図った。モーター付近に2つのプーリーを配置し、合計3つのプーリーにてプラッターを駆動する構造としている。この設計によって慣性特性を向上させ、摩擦係数を分散させる狙い。

3つのプーリーは共振を避けるために、それぞれ別の回転速度になるよう異なる大きさのものを組み合わせている。なおこのドライブユニットは、ダクタイル鋳鉄製の筐体に収納し、精密に設計されたスプリング部品でアルミ削り出しのシャーシ本体から分離して装着している。

プラッター上部とクランパー下部には、音質を重視して選択された特殊な高密度素材を使用。また、レコードの交換がしやすいよう、最外周部の端にフリーのカットスペースを設けている。メインシャフト先端の球形部はエポキシ樹脂より硬化されたボールを採用することによって、ペアリング・ノイズを抑制する構造としている。

スイッチ類も操作がしやすいように改良されており、固定部とボルトは精密なスチールパーツで作成されている。加えて、バッテリーへのダメージが最小になるようスタイバイ機能も改善されている。

ワウフラッターは±0.04%以下(IEC386)、ランブル・ノイズは-60dB(unweighted)。

本体サイズは432W×91H×312Dmm(アーム含まず)で、質量は16.0kg。そのほか、製品にはクランパーが付属する。

【問い合わせ先】
ユキム
TEL/03-5743-6202

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  • ジャンルターンテーブル/フォノモーター
  • ブランドTHALES TONARM
  • 型番TTT-Compact II
  • 発売日2016年9月1日
  • 価格¥1,750,000(税抜)
【SPEC】●充電時間:約3〜4時間 ●連続再生時間:約12時間 ●駆動方式:ベルトドライブ ●回転数:33 1/3、45rpm ●ワウフラッター:±0.04%以下(IEC386) ●ランブル・ノイズ:-60dB(unweighted) ●外形寸法:432W×91H×312Dmm(アーム含まず) ●質量:16kg