久々の7000番台新製品が登場

【TIAS】アキュフェーズ、パワーアンプ「P-7300」とプリメイン「E-370」を披露

公開日 2015/09/25 18:05 編集部:小澤 麻実
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2015東京インターナショナルオーディオショウが本日25日(金)より開幕。27日(日)までの3日間、東京国際フォーラムにて開催される。


アキュフェーズのブース

新製品や主力商品などを多数用意し、試聴でもを行っている
アキュフェーズは4階 G407にブースを用意。新製品となるステレオパワーアンプ「P-7300」と、プリメインアンプ「E-370」を披露するほか、同社主力製品を使った試聴デモを行っている。

ステレオパワーアンプ「P-7300」は12月中旬発売で、予価120万円(税抜)。「P-7100」(2006年)以来、久々の7000番台の登場となる。

ステレオパワーアンプ「P-7300」

「P-7300」の内部構造

同社40周年記念モデル「A-200」や、モノパワーアンプ「M-6200」などのテクノロジーを投入。入力電圧増幅段と電力増幅段のゲイン配分を最適化することで、P-7100よりもSN比を高めている。インスツルメンテーション・アンプ方式によりフルバランス化を実現。また出力回路にはパイポーラ・パワートランジスターを採用。片チャンネルあたり10パラレル・プッシュプル駆動としている。

「P-7300」の技術詳細

定格出力はチャンネルあたり1Ω時で800W、2Ω時で500W、4Ω時で250W、8Ω時で125W。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力のモノフォニック・アンプにアップグレードすることも可能だ。

プリメインアンプ「E-370」は11月中旬発売で、予価40万円(税抜)。「E-360」(2011年)の後継機にあたるモデルで、新規開発のひとまわり大型化した電源トランスを搭載し電源部を強化した点などが特徴。

プリメインアンプ「E-370」

「E-370」の内部構造

ボリュームコントロール技術「AAVA」は最新のものを搭載。パワーアンプ部はインスツルメンテーション・アンプ構成で、信号経路をバランス伝送化し、SN比をトータルで3dB改善するなど、電気的性能も向上したとのこと。

「E-370」の技術詳細

出力段は、オーディオ用のハイパワー・トランジスターをパラレルプッシュプル構成。出力はチャンネルあたり100W(8Ω時)とした。さらに、MOSFETスイッチを新採用しダンピングファクターの向上を実現した。

またオプションとして、USB/同軸/光デジタル対応DACボード「DAC-40」やフォノイコライザーボード「AD-30」などを増設することができる。

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