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【独HighEnd】iFI-Audio、DSD 11.2MHz対応の小型USB-DAC「micro iDSD」に注目が集まる

2014/05/23 季刊ネットオーディオ編集部 浅田陽介
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5月15日〜18日、ドイツ・ミュンヘンにて開催され、大盛況のうちに幕を閉じたMunich High End 2014。日本でも昨今人気急上昇中のiFI-Audioは、最大DSD256(11.2MHz)に対応したコンパクトUSB-DAC「micro iDSD」を展示し、大きな注目を集めた。

日本でもすでに発表され大きな話題を呼んでいる「micro iDSD」。今回のショウで展示されたDSD256対応モデルの中でも最も小型なモデルである

「micro iDSD」は、5月10日に日本で開催された「春のヘッドフォン祭」でも展示されたモデル。今回のMunich High Endでは、いくつかのメーカーがDSD256(11.2MHz)への対応を進め話題を呼んでいるが、micro iDSDはそのなかでも最も小型なボディで実現したモデルである。

また、本機が他のDSD256対応モデルと大きく異なるのは、バッテリー駆動を採用している点。これはポータブルの観点から採用されているものではなく、あくまでクリーンな電源を供給するために採用されている。もちろん、USBバスパワー駆動モードでも切り換えスイッチにて駆動させることができる。

さらに同社の製品で大きな魅力となっている「ゼロジッターテクノロジー」や「X-BASS」などをはじめとした独自技術も採用。対応OSもMac OS X 10.6.8以降、Windows vista以降、Linuxに加え、iOS、Walkmanからの専用ケーブル接続など、さまざまな環境で使用できるのもiFI-Audioらしい仕様と言えそうだ。

なお、このmicro iDSDは、現時点でまだまだ開発中とのこと。今後またさらなるアップグレードも予定されているという。

日本でも爆発的なヒットとなっているnano iDSDのほか、同社microシリーズの主要モデルも展示。小型かつハイスペックなモデルは、昨今世界的に需要が高まっているようだ

コンパクトかつハイスペックなモデルは、ヨーロッパの中でもとりわけiFI-Audioが本拠を置くイギリスでニーズが高まっているとのこと。なかでも同社はとりわけ高いスペックとサウンドを持つモデルとして話題を呼んでいるようだ。

iFI-Audioの母体であるAMRのハイエンド機も展示。写真上がデジタルプロセッサーの「DP-777」、写真下がプリメインアンプの「AM-777」となる

ドイツでのディストリビューターであるWODオーディオのブースでは、iFI-Audioの母体となるハイエンドオーディオブランドAMRの製品も展示されており、iFI-Audioが確かなオーディオテクノロジーに裏付けられたブランドであることもアピール。来場者から大きな注目を集めていた。

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