10MHzマスタークロック「CMP-03」も発表

【ヘッドホン祭】スフォルツァート、DSD 5.6MHz対応のネットワークプレーヤー新モデル「DSP-05」 - 電源を本体に一体化

公開日 2014/05/10 16:01 ファイル・ウェブ編集部
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スフォルツァートは、本日5月10日より東京・中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭 2014」にて、PCM 192kHz/24bitおよびDSD 5.6MHz/2.8MHzの再生に対応したネットワークオーディオプレーヤー「DSP-05」を発表した。発売は6月を予定しており、価格は388,000円(税抜)となる。

「DSP-05」

DSP-05は、上位モデルDSP-03(関連ニュース)と同一の低近傍位相ノイズ10MHzクリスタル発振器を使用したモデルとなる。DACには、ESS社製「ES9018S」を使用。DSP-03は左右chで1個ずつ、計2個のES9018Sを用いていたが、DSP-05では1基で両チャンネルをまかなっている。

DSP-03と同様に、PCM 192kHz/24bitおよびDSD 5.6MHz/2.8MHzのネットワーク再生に対応。再生可能なファイルフォーマットは、PCMがAIFF, WAV, FLAC, Apple Lossless, WMA Lossless、DSDがDSF、DIFFとなる。

「DSP-05」の背面端子部

また、電源を別筐体としたDSP-03とは異なり、DSP-05では電源を同一筐体に内蔵としているが、そのこだわりは踏襲したとのこと。デジタル・アナログで別々のトロイダルトランスを用意し、低ノイズ、ハイスピードなSiCショットキーダイオードによる整流を行っている。また、ES9018Sの電源には、フィードバックタイプのディスクリート電源を採用。IV変換以降のアナログ回路の電源はノンフィードバックタイプのディスクリート電源を採用している。デジタル回路の電源では「point of load」を徹底し、その近傍に電源を配置している。

ノイズ対策も徹底。6層基板を使い、デジタル信号は内層に配線。表と裏面を広くグランドにすることで、高いシールド効果を得ているという。さらにCPU部分、クロック部分にはシールドケースを施し、適所に非磁性のノイズ吸収シートやファインメット・ビーズを使って徹底的にノイズ対策を行っている。

また、同ブースでは、新製品となる10MHzマスタークロック「PMC-03」も出展された。6月発売を予定しており、価格は288,000円(税抜)となる。本機は外部クロック入力端子を備えるDSP-03やDSP-05と組み合わせて使用することが想定されている。

「PMC-03」

「PMC-03」の背面端子部

ヘッドホン祭 2014の会場では、ネットワークプレーヤー「DSP-05」と10MHzマスタークロック「PMC-03」のコンビに、バッファローのオーディオ用NASである“DELA”、オーロラサウンドのヘッドホンアンプ「HEADA」を組み合わせてのデモンストレーションを行っていた。

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