PCOCCに代わる注目の銅素材

サエク、新導体「PC-Triple C」世界初採用の電源ケーブル

公開日 2014/04/25 11:37 ファイル・ウェブ編集部
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SAEC「AC-6000」
サエクコマース(株)は、新導体「PC-Triple C」を世界で初めて採用した切り売り電源ケーブル「AC-6000」を4月30日に発売する。価格は7,000円/m(税抜)。

「PC-Triple C(ピーシー トリプルシー)」は、FCM(株)が開発した注目の銅素材。これまでオーディオ用ケーブルには「PCOCC」が長年使われてきたが、古河電工が2013年3月に製造を中止したことで、その代わりとなる素材が求められていた。以前、当サイトのインタビュー記事でお伝えした通り、PC-Triple Cの開発は、かつてPCOCCを開発した方が行った。

PC-Triple Cは超低歪率で高い伝導率を持つ導体。独自の連続鍛造伸延技術により、信号の伝送を妨げる結晶粒界を減少させ、結晶を長手方向に連続化させ、優れた導通性能を実現した。このPC-Triple Cが実際の製品に使われるのは今回がはじめてとなる。

導体構造は45本/0.32φmmの3芯撚りあわせ構造で、錦糸介在を充填し、エネルギー感ある中低域の再生を実現した。また絶縁体には半硬質PVCを採用している。シールドは銅箔シールド構造となり、安定したシールド効果を発揮。シースは非鉛軟質PVCジャケットにより柔軟性を高めた。

ケーブル外径はφ11.5mmで、許容電流は15Aとなる。

【問い合わせ先】
サエクコマース(株)
TEL/03-3588-8481

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  • ジャンル電源ケーブル
  • ブランドSAEC
  • 型番AC-6000
  • 発売日2014年4月30日
  • 価格¥7,000/m(税抜)
【SPEC】●導体構造:45本/0.32φmmの3芯撚りあわせ ●絶縁体:半硬質PVC ●シールド:銅箔シールド構造 ●ケーブル外径:φ11.5mm ●許容電流:15A