オーディオ出力レベルを可変/固定/オフから選択可能

ティアック、“Reference 301”のDSD対応USB-DAC「UD-301」

2014/02/05 ファイル・ウェブ編集部
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ティアックは、ハイレゾ音源再生に対応したオーディオ機器“Reference シリーズ”の新モデルとして、「Reference 301シリーズ」を発表。USB-DAC「UD-301」、プリメインアンプ「AI-301DA」、スピーカー「LS-301」を3月中旬から順次発売する。本稿ではUSB-DAC「UD-301」について紹介する。

UD-301(ブラック)

「UD-301」は幅215mmとコンパクトなUSB-DACで、3月下旬に発売。価格はオープンだが54,800円前後での実売が予想される。カラーバリエーションとしてブラックとシルバーの2色を用意している。プリメインアンプ「AI-301DA」とともにCESで展示されていたモデル(関連ニュース)が正式に発表された格好だ。

UD-301(シルバー)

DSD 5.6MHz やPCM 192kHz/32bitのUSB入力に対応したデュアルモノラル構成のD/A コンバーター。パソコンからのUSB入力がDSD 5.6MHz やPCM 192kHz/32bitに対応しており、パソコンにインストールした再生ソフト「TEAC HR Audio Player」を使ってハイレゾオーディオ再生ができる。なお、USB入力はアシンクロナスモードに対応している。

背面端子部

2系統のS/PDIF入力を備え、同軸デジタル入力は最大192kHz/24bitまで、光デジタル入力は最大96kHz/24bitまでサポート。入力されたデジタル信号を、最大192kHzへアップコンバートすることもできる。

DAC部にはBurrBrown「PCM1795」を左右独立して搭載。アナログ回路もハイファイ機器専用に設計されたオペアンプMUSES8920を左右専用に1基ずつ使用するなど、左右のチャンネル間の干渉を排除したデュアルモノラル構成を採用している。

さらに、CCLC(Coupling Capacitor Less Circuit)方式を採用したヘッドホンアンプも、左右独立した回路を持つデュアルモノラル構成とした。そのほか電源にはトロイダルコア電源トランスを採用し、安定した電源供給に配慮している。

オーディオ出力はRCAアンバランス出力に加え、XLR バランス出力を装備。これらのオーディオ出力レベルを固定、可変、出力オフから選択できる。可変に設定した場合は本機からパワーアンプやアクティブスピーカーに直接接続する、USB-DACプリアンプとしての使い方が可能。また出力オフに設定した場合はヘッドホン出力に関与しない回路を遮断するため、ヘッドホンアンプ使用時の音質向上が期待できる。

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  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドTEAC
  • 型番UD-301
  • 発売日2014年3月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格54,800円前後)
【SPEC】●入力端子:USB、RCA、角型光デジタル ●出力端子:XLRバランス、RCAアンバランス、6.3mmステレオ ●消費電力:10W ●外形寸法:215W×61H×231Dmm(突起部含む) ●質量:1.5kg