【特別企画】短期集中連載

ティアック「Reference 501シリーズ」を聴く(第2回) USB-DAC「UD-501」

山之内 正

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2012年11月20日
ティアックがこの秋に導入したReference501シリーズは、新しいリスニングスタイルを意識して設計された意欲的なコンポーネント群だ。同シリーズを構成する4機種は、いずれもファイル再生など現代のオーディオを象徴するコンセプトを視野に入れた技術仕様の吟味に加え、サイズやデザインにも新しいテイストを盛り込み、新しさと実用性の両立を図っている。凝縮されたA4サイズの筐体には、新コンセプトのオーディオ機器を作り出そうとする設計者の思いがぎっしり詰まっているのだ。

■最先端仕様を備えた多機能D/Aコンバーター

今回の主役であるUD−501は最先端のスペックを追求した多機能かつ高精度なD/Aコンバーターで、話題のDSD音源のネイティブ再生にいち早く対応していることが技術的なハイライトだ。筐体はコンパクトだが入力端子は充実しており、非同期伝送に対応するUSB入力に加え、同軸2系統と光2系統のSPDIF入力を装備するなど、デジタルオーディオ機器を本機に集約できる万全の装備を誇る。

TEAC「UD−501」¥115,500(税込)


本機の背面端子部
USB入力では最大384kHz/32bitのハイレゾ信号に対応するほか、同軸入力は192kHz/24bit、光入力は96kHz/24bitまでのPCM信号をサポートし、USB経由のDSD再生では2.8MHzと5.6MHzのDSDファイルにそれぞれ対応を果たしている。

入力信号の情報を表示することが可能だ

384kHzのPCM信号の入力にも対応している

さらにPCM信号は最大192kHzへのアップサンプリングに対応するほか、デジタルフィルターの設定変更ができるなど、ティアックのプレミアムブランドであるエソテリックのD/Aコンバーターと同様、詳細な手動設定項目を用意していることにも注目したい。DSDファイルの再生時にはローパスフィルターのカットオフ周波数を4段階から選べるので、組み合わせる機器や音調の好みに合わせて最適な設定に切り替えて楽しむことができる。

他のReference 501シリーズと同様、本体色はブラックとシルバーの2色を用意している

性能重視のパーツ選定。専用再生ソフトも用意

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