4月10日(水) 〜26日(金)、入場無料/蓄音機とSPレコードコンサートも実施

練馬文化センターにて「知られざる五味康祐―『薄桜記』資料ほか―」展を開催

2013/04/04 オーディオ編集部
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4月10日(水) 〜26日(金)まで、練馬文化センターにて、「知られざる五味康祐―『薄桜記』資料ほか―」展が開催(入場無料)され、会期中のイベントとして、蓄音機とS Pレコードコンサートも実施される。

五味と愛犬、サモエド犬の「ルイ」

この催しは、練馬区に長く住んだ、時代小説作家で芥川賞作家の五味康祐(ごみ・やすすけ)(1921〜1980年。代表作に「柳生武芸帳」など)の資料を展示する展覧会で、会期中イベントとして、4月18日(木)には名機クレデンザと、SPレコードによるコンサート「SPレコードを聴く会」(要申込)も開催される。

昨年は「薄桜記」がテレビドラマ化されるなど、いまなお多くのファンを持つ五味作品。没後、練馬区に無償譲渡された膨大な五味の遺品のなかには、この「薄桜記」に関連した綿密な時代考証や、妻子への愛情が伺える資料もあるという。この展示会では、謎の多い「薄桜記」を読み解く資料や、無名時代の書簡をはじめ、五味が愛した音楽・オーディオ関連資料なども展示し、知られざる五味康祐の横顔に迫るというもの。

「薄桜記」主人公丹下典膳の住まいを設定するのに用いた「御府内沿革図書」

五味が少年時代に夢中になった蓄音機とSPレコードは、戦火で全て焼失してしまったということだが、本展ではそんな五味康祐の少年時代に思いを馳せ、五味ゆかりの、神田神保町・レコード社の協力のもと、名機クレデンザとSPレコードによるコンサートが開かれる。内容は、昭和14年当時のSPレコードコンサートの再現。名演奏による名機の音を、ぜひお楽しみいただきたい。入場は無料なので、興味のある方はぜひ下記へお申し込みを。

●会期:平成25年4月10日(水)〜4月26日(金)
●時間:10時〜17時
10日は13時より、26日は15時まで
●休室日:月曜日
●会場:練馬文化センター2階ギャラリー
練馬区練馬1-17-37
西武池袋線・西武有楽町線・地下鉄大江戸線「練馬」駅北口駅前
●観覧料:無料
●展示資料:約40点
●印刷物:8ページパンフレットを作成、観覧者に無料配布

●会期中のイベント
(1)SPレコードを聴く会(要申込)
五味康祐が少年時代に親しみ、戦災で焼失したSPレコードと蓄音機。
往時を偲び、SPレコードでクラシック音楽を聴く会を行う。
・日時4月18日(木)
午後2時〜3時半の回/午後6時〜7時半の回/各回80名(多数の場合は抽選)
・会場:練馬文化センター 第1リハーサル室
・解説:神田神保町 富士レコード社 販売課長 佐藤満弘 氏
・申込方法:往復ハガキ、もしくは財団HPの申込フォーム(下記)より
「SPレコードを聴く会希望」A希望する回B参加者全員(2名まで)の住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記
・応募締切:いずれの方法も4月9日(火)24時まで
(2)学芸員による展示解説
毎週土・日曜日、14時より(申込不要、自由参加)

【問い合わせ先】
練馬区文化振興協会
文化推進係長/学芸員 山城千恵子
TEL/03-3993-3311
FAX/03-3991-9666

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