コンパクト&プライスダウンを実現したオーディオ専用

ASUKA、電源フィルターの小型機「AS-FIL500」を発売開始

公開日 2012/04/25 11:08 オーディオ編集部
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(株)アスカ工業は、ASUKAブランドの高性能電源ノイズフィルター、"マスターラインフィルター"AS-FIL1500-8(367,500円、税込)に、かねてから要望のあった弟モデルを新たに開発。量産品の「AS-FIL500」(132,300円、税込)が完成し、このほど発売が開始となった。


ASUKAのAS-FIL500(132,300円、税込)。上級機AS-FIL1500-7(\367,500、税込)の弟モデルで、コンパクト&プライスダウンを実現
「AS-FIL500」は、100kHz以上のノイズ成分80dB以上減衰するというAS-FIL1500-8の基本性能を踏襲しつつ、「もう少しプライスダウンを」「もう少し小型化できないか」などの市場の要望に応えて開発。「電源ラインからノイズを機器に入れない」「機器から出るノイズは電源ラインに漏らさない」という設計コンセプト継承してコンパクトに凝縮し、40kHz以上のノイズに対し、80dB以上のノイズ減衰特性を実現しているという。


超高精度な測定器を駆使しての効果の検証も、同社の特徴。この表はノイズ減衰が80dB以上(電圧比で1万分の1に抑える)の性能表で、実際にはもっと低い周波数においても効果があり、周波数によっては1000万分の1以上という桁違いな能力を発揮するという

マスターラインフィルター(電源ノイズフィルター)の上級機、AS-FIL1500-7(\367,500、税込)。採算を度外視で高性能を追求し吟味したという7段フィルターを搭載し、入出力は100V/200Vに対応、定格容量は15A、サイズは232W×193H×440Dmm
また、NFBやスイッチを排除、配線経路も最短化して、電気容量を3分の1にする事で低価格化を実現し、小型化ながら効果を最大限発揮させたとのこと。開発にあたっては、ヒアリングはもちろんだが、徹底的にデータを測定し科学的に追い込む手法もASUKAの特徴で、ローデシュワルツのネットワークアナライザーZNB4(9kHz〜4.5GHz)とオシロスコープRTO1024を新規導入。繰り返し試聴のなかで、真空管アンプでもこのノイズフィルターの効果があることを確認したとのこと。

ボディには、同社のインシュレーターにも採用されている振動吸収率の高い特殊合金をステンレスケースとアルミ合金との間に挟み込み、振動の影響を排除することでS/Nを向上させ、さらに超々ジュラルミンインシュレーターによって、製品と接触する振動の影響を抑えているという。オプションで、同社のインシュレーターAS-1000Iシリーズを装着し、より振動をコントロールすることも可能で、インシュレーターや電源ケーブルの交換など、いろいろなバリエーションも楽しむことができるという。


『季刊・オーディオアクセサリー144号』に掲載の誌面、

いち早くAS-FIL500を聴いて「立体的で躍動する魅力を体感。試聴機の返却を考えたらゾッとした」との田中伊佐資氏のレポートも
なお本機は、『季刊・オーディオアクセサリー144号』にても田中伊佐資氏による速報試聴レポートを掲載しているが、入出力それぞれ一口タイプで、最大の効果発揮には、CDやLPプレーヤー、プリアンプなど、いろいろな機器に一台ずつの使用が推奨されている。

【問い合わせ先】
(株)アスカ工業
オーディオ事業部 ASUKA
TEL/0568-72-0398

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