ネットワークオーディオをはじめよう!

マランツ製品で「ネットワークオーディオ」を基礎から体験、第2回イベントを特別レポート!

公開日 2011/12/16 20:17 ファイル・ウェブ編集部
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■いよいよDLNA/AirPlayで再生!

ネットワークの構築が終わり、楽曲の取り込みも完了して、いよいよ音を出すことが可能になった。

ネットワーク内の音楽再生には「DLNA」という仕組みが使われるが、これについてはマランツの鈴木敏之氏が解説を行った。

マランツの鈴木敏之氏

DLNAの概要

鈴木氏はまず、DLNAが「Digital Living Network Alliance」の略称であると紹介。DLNAに対応した機器同士をネットワークで接続すると、ネットワークを介して、音楽や映像、写真などを再生できると説明した。

DLNAにはもともと、プレーヤーの「DMP」(Digital Media Player)、サーバーの「DMS」(Digital Media Server)という2つのデバイスクラスが定義されていた。DMP機器とDMS機器が同じネットワーク内にあれば、プレーヤーからサーバーにアクセスし、希望のコンテンツを再生させることができる。

DLNA 1.5から、新たにコントローラー「DMC」(Digital Media Controler)、レンダラー「DMR」(Digital Media Renderer)という二つのデバイスクラスが新たに定義された。

鈴木氏は「これらの2つのデバイスクラスは、プレーヤーがコントローラーと再生機器の、2つに分かれたと考えると理解しやすいでしょう。今日のシステムの場合、NA7004が音楽を再生するレンダラー、再生を操作するiPadアプリがコントローラー、そして音楽データを入れておくNASがサーバーという関係になります」と説明した。

いよいよネットワークオーディオの再生を行っていく。使用したのは、ネットワークオーディオプレーヤーがマランツ「NA7004」、そしてプリメインアンプが同じくマランツの「PM8004」など。スピーカーにはDALI「ZENSOR1」「LEKTOR2」が用意された。

まずは実際に音が出ることを確認しようと、NA7004のフロントパネルを直接操作してNASにアクセス。メニューから「Music Server」を選び、NASに接続。続いて階層を辿って先ほど取り込んだ楽曲を選び、決定すると、すぐに楽曲の再生が始まる。来場者のみなさんから「おおっ、出た出た」と嬉しそうな声が洩れる。

音が出ると、みなさんがホッとしたような笑みを浮かべた

続いて、iPadでの操作を体験する。iPadにインストールしたDLNAコントローラーアプリ「DiXiM DMC」や、マランツ純正のアプリ「Wizz App」を使って、画面上でNAS内の楽曲を選び、再生操作を行う。「これは便利だなあ」「CDを入れ替えるのが面倒に感じるようになりそう」などと感想が飛び交う。

PC/MacのiTunesやiPhone、iPadなどから、ネットワークオーディオ機器に直接楽曲データを送信する「AirPlay」のデモも行われた。NA7004は5,250円の有償アップグレードでAirPlayに対応するが、このアップグレードを無料で行えるキャンペーンが、年末までに購入したユーザーを対象に行われている(関連ニュース)。

AirPlayを使うと、iPadなどiOS機器内の音楽をNA7004へ直接飛ばすことができる

AirPlayで楽曲再生を行っている際のNA7004の画面表示

AirPlayについては「ネットワークオーディオとどう使い分けたら良いのか」という質問が出たが、鈴木氏は「AirPlayの場合、たとえばNASの電源を落としていても再生ができます。NA7004とiOS端末さえあれば再生できるので、とてもカジュアルに使えますね。またAppleロスレスはオープンソースになりましたが、まだ通常のネットワークオーディオプレーヤーでは使えません。AirPlayであればAppleロスレスも難なく再生できますし、ギャップレス再生も行えます」と回答した。

■視聴室で音質の体感デモも

イベントの最後に、ネットワークオーディオの音質を確認するため、D&Mホールディングスの視聴室で試聴デモが行われた。再生したのは、先ほど参加者のみなさんに取り込んでいただいた楽曲だ。

防音・調音がしっかりと施された部屋で、プレーヤーに「NA7004」、プリメインアンプに「PM-11S2」、スピーカーにB&W「803Diamond」という豪華なシステムで聴くサウンドには、みなさん非常に満足された様子。音が出ると、その音質の高さに、思わず手を叩く方の姿も見られた。


D&Mホールディングスの視聴室で試聴デモを行った
試聴デモの最後には、みなさんからの質問が続出。記事には書けないが、今後の製品展開についての興味深い話も飛び出し、それに対する意見や感想も語られるなど、参加頂いたみなさんの、ネットワークオーディオに対する興味の強さが垣間見えた一時となった。



第2回となった今回のイベントでは、ルーターやNASの設置でトラブルは起きず、その後のCDの取り込み、再生ともかなりスムーズに進んだ。時間的に余裕があるぶん、皆さんからの質問も積極的に飛びだし、意見交換が活発に行われた印象だ。

参加者のお一人から、機器のセットアップの最中に「流れを覚えておかないとわからなくなりそう」との感想を頂いた。裏返せば、それぞれの機器の役割をしっかりと理解し、一つ一つステップを踏んで設置や設定を行っていけば、たとえ途中でつまづいたとしても何が原因かがすぐわかり、対処しやすいということになる。

ネットワークオーディオは敷居が高いとお感じの方も、ぜひ足を一歩前に踏み出し、トライすることをおすすめしたい。

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