クリプトン、タンノイ、JBLをチョイス

【ハイエンドショウ】人気スピーカー3本を聴き比べ!音楽解説も充実の石原氏セミナー

2010/05/22 ファイル・ウェブ編集部
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15時からは石原俊氏による「激突! 3大人気スピーカーの聞き比べ」が行われた。今回用意されたのは、クリプトン「KX-1000P」とタンノイ「DC8 T」、JBL「4429」の3本だ。

石原俊氏

まず試聴したのはクリプトンのKX-1000P。石原氏はこのモデルを「日本人が作り上げた最高の音楽性を持つスピーカーだと思っている」と絶賛する。エソテリックの「ニーベルングの指輪」より「ワルキューレ」の前奏曲を聴きながら、オーケストレーションを忠実に再現するスピーカーの力の高さを解説した。

クリプトン KX-1000P

続いて登場したのはDefinitionシリーズの中核をなすモデル「DC8 T」。「タンノイとしては非常に現代的なモデル。このサイズとしては低音が十分に出る。買った当日から満足できる音を再生できるのが特徴だ。甘い雰囲気になりがちな女性ボーカルも、イギリス紳士のような渋い風合いで聴かせてくれる」とコメントした。

タンノイ DC8 T

「実は私は、JBLを一度も使ったことがないんです」と、セッティングされた「4429」を前に切り出す石原氏。「欲しくてたまらなかったけれど、縁がなくて手に入れられなかった。私にとっては青春の思い出というべき存在で、青いフロントを見ると胸が熱くなります」と思いを語った。音については「ジャズをかけるとやはり見事。成熟した、肉感的な音を聴かせてくれる。こういう音を出せるのはこのスピーカーだけ」と賛辞を送った。

JBL 4429

石原氏は「これからスピーカーを購入しようという人に、いろいろなスピーカーがあってそれぞれに良い音がするんだということを少しでも感じていただければ嬉しい」とセミナーを締めくくった。

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