<TIAS2008:フューレン>PIEGAの新フラグシップ「CL120X」を出展 − デンマーク“Davone”のスピーカーも登場

公開日 2008/10/03 19:42
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同社の試聴メインステージ
フューレンコーディネートのブースでは、同社が取り扱うPIEGAの新フラグシップスピーカー「CL120X」をはじめ、今年の秋冬に注目を集めそうな数々の新製品が一堂に揃った。


PIEGAの新フラグシップスピーカー「CL120X」

側面はハイグロスのピアノフィニッシュ(ブラック)
初日の午後、早めの時間にブースを訪れた際に、ひときわ来場者の注目を集めていたのがPIEGA「CL120X」の試聴デモだった。本機は3ウェイ構成のフロアスタンディングスピーカー。トップに配置する同社独自の中高域用同軸リボンユニットは、これまでC40にのみ搭載されていた最大級の「C1リボンユニット」を採用。同社トップエンドモデルの証とされる本ユニットには、単体で120dBの能率を誇り、350Hzの低域までをカバーするワイドレンジを実現している。低域には22cmのMOM(Magnetic Optimized Motor)を2本搭載する。価格はペアで4,725,000円(税込)。側面はハイグロスのピアノフィニッシュ、天板と底板、バッフル面はアノダイズ加工を施したシルバーのアルミヘアラインというツートンカラーが外装の基本仕上げとなっているが、別料金のオプションとして、注文に応じてサイド以外の面を塗装にしたり、ブラックアルミニウムのヘアラインに仕上げることも可能であるという。

OCTAVEのプリアンプ「Jubilee Preamp」

OCTAVEのモノパワーアンプ「MRE130」

PIEGA「TC30X」も試聴タイムを設けている


NuForceやTRIGONのアンプも揃う

NuForceのicon専用スピーカー「S-1」

ANTHONY GALLOの球形スピーカー「MICRO SATELLITE」
本機の試聴はOCTAVEの新しいフラグシップとなるプリアンプ「Jubilee Preamp」と、ステレオ各チャンネルに140Wのモノパワーアンプ「MRE130」、および外部強化電源「SUPER BLACK BOX」を接続して行われている。「Jubilee Preamp」は真空管とトランジスタ双方の良さを高次元で融合させたというハイブリッド方式のプリアンプ。仕様真空管はECC802S×3、ECC82×1という構成。自社製品の高品位トランスにより、クオリティを損なわずにノイズの遮断を実現しているという。本機は完全受注生産による販売となり、価格は4,725,000円(税込)を予定している。


Davone「Rithm」
同社が新たに取り扱いを開始したデンマークのブランド“Davone(ダヴォン)”のスピーカー「Rithm」もブースで注目を集めているアイテムの一つだ。優れた音響テクノロジーとミニマリスト的設計を独自に結合させたという、ユニークなアーチ型のデザインが印象深いスピーカーだ。スピーカー構成は2ウェイ同軸バスレフ型。再生周波数は45〜20,000Hzでインピーダンスは8Ω。デンマーク伝統の高い木材加工技術により、湾曲させた独特の形状を採用。その効果として、キャビネットは通常のスクウェア形のスピーカーよりも高い強度を獲得しているという。またカーブ状のスピーカーパネルも、多くの薄い木材を積層してつくることで、熱エネルギーを消散させ、振動抑制につなげている。価格はペアで577,500円(税込)ブースでは「Rithm」のサウンドを、同社取り扱いのNuForceブランドのアンプと組み合わせて味わうことができる。

(Phile-web編集部)

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