<ハイエンドショウ:イベント>石原俊氏が語る「B&W 対 ヘンデル」

2008/05/10
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昨日から明日11日まで、有楽町の東京交通会館で「ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング」が開催されている。Bルームの音元出版ブースでは、3日間で計11ものイベントが行われており、昨日からにぎわいを見せている。

石原俊氏

本日午後4時半からは、石原俊氏が講師の「実演オーディオコンシェルジュ」というイベントが行われた。オーディオコンシェルジュは、季刊・オーディオアクセサリー誌の人気連載。石原氏いわく、「演奏家や作曲家とオーディオブランドは似たところがあるのではないか、という考えのもと、楽曲やブランドの歴史の考察を通して比較する」という企画だ。

今回のイベントは、5月21日に発売されるオーディオアクセサリー129号の企画を、前もって実演で紹介してしまうという豪華な企画。取り上げたブランドと作曲家は、B&Wとヘンデルだ。

オーディオシステムは当然のごとくマランツとB&Wで固められ、マランツのプレーヤー「SA-7S1」、プリアンプ「SC-7S2」、パワーアンプ「MA-9S2」(2台)に、スピーカーはB&W「803D」という布陣だった。

マランツのプレーヤー/アンプが使用された

スピーカーにはB&W「803D」をセレクト

石原氏は、ヘンデルの名盤を次々に再生しながら、作曲家が辿った歩みを振り返った。B&Wについては「801の回折が少なく、先進的で過激なフォルムは、ヘンデルと通じるところがある。また、ノーチラス・トゥイーターは、消音パイプで音を消して臨場感を出すという、誕生当時として画期的なもので、臨場感を引き出すのに非常に効果的だ。癖がない透明な音色を表現できるところ、その上で音の広がりを追求したのがB&Wのすごいところだ」と熱心に自説を述べていた。

(Phile-web編集部)

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