ジャーマン・フィジックス、独自のDDDユニット2基を搭載したハイエンドスピーカーを発売

2006/11/10
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PQS402
(株)ゼファンが取り扱う、独ジャーマン・フィジックス社より、同社独自のDDD(Dick's Dipole Driver)ユニットを搭載するスピーカーシステム「PQS402」を発売する。価格はペアで10,290,000円(税込)。

本機は、楽器の音と同じくほぼ球形に音が広がるようユニットの指向性をワイド化した同社独自の「DDDユニット」を2基スタックして搭載し、従来の繊細な表現能力に加えて、より雄大な再生能力を獲得している。

DDDユニットをカバーする220Hz以上の帯域の、ハイスピードな応答特性に見合う反応の早い低域を実現するため、PQS402ではパッシブラジエター方式を採用している。左右それぞれのウーファー部には独立した2つのボックスをスタックし、それぞれ25cm口径のウーファードライバーと20cm口径のパッシブラジエター2つで構成する。強力なウーファードライバーとパッシブラジエターのチューニングを最適化することで、30Hzまでフラットでハイスピードな低域特性を、低歪みで実現する。

本機ではまた、特別なネットワーク回路構成をとることで、60Hz付近の特性をルームアコースティックスに合わせて調整することが可能だ。ウーファーボックス背面のコントロールジャンパーを差し替えることにより、100Hz以上の帯域に影響を与えることなく、リスニングルームのレゾナンス調整が簡単に行えるようになっている。

2個のベースキャビネット、トッププレート、ボトムプレート、さらにDDDユニットはネジ止めを行わず、不要な鳴きを徹底的に排除している。トップとボトムプレートも異なった重さに設計し、レゾナンスを相殺し、不要な振動をシャットアウトする。

エンクロージャーフィニッシュはItalian Birch/African Bubinga/Canadian Maple Cognac/American cherry/French Walnutの5色が揃う。いずれも「ハイポリッシュ」と呼ばれる多層アクリルコーティングを手作業で施し、全行程の完了に30日以上をかけるという手の込んだ仕上げとしている。ペアのスピーカーは、それぞれの木目のパターンでマッチングさせて製作している。

【問い合わせ先】
(株)ゼファン
TEL/03-5917-4500

(Phile-web編集部)

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  • ブランドGERMAN PHYSIKS
  • 型番PQS402
  • 発売日2006年10月
  • 価格¥10,290,000(ペア・税込)
【SPEC】●能率:88.4dB ●クロスオーバー周波数:220Hz ●インピーダンス:4Ω/1,200Hz ●再生周波数帯域:25Hz〜21.5kHz ●外形寸法:620W×1,560H×750Dmm ●質量:172kg