<TIAS2006:TAOC>待望のエントリースピーカー「LC800」を公開、「FC6000」参考展示も

公開日 2006/10/21 12:29
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アイシン高丘のブースでは、TAOC(タオック)ブランドのスピーカーやラック、インシュレーター、スピーカースタンドなどを展示している。

中でも注目なのは、今回初公開されたエントリークラスのスリムトールボーイスピーカー「LC800」。11月末の発売を予定し、価格は147,000円(1本/税込)。型番の「LC」はLive & Comfortableの頭文字。

新スピーカー「LC800」

LC800用のバスレフマウントリング

これまでのFCシリーズと同様、TAOC独自の「整振」コンセプトを踏襲。不要な振動を排除し、音楽に関わる響きをダイレクトに再生することを目指している。そのため、スピーカーの天板、中央、底板の各部にそれぞれ整振性の高い鋳鉄を配置。また、低音を支えるマウントリングも、ユニットに2箇所、ポートに1箇所装備している。また、トールボーイ型特有の、縦方向の定在波が起こす不要振動を低減させるため、整振子(天板部)、インシュレーター(底板部)をそれぞれ装着している。インシュレーターは脱着可能で、オプションの鋳鉄製スパイク「PS-500」を取り付けることもできる。

ユニットはTAOCオリジナルのもので、スーパーウーファー、ウーファー、トゥイーター、スーパートゥイーターの4ウェイ構成。スーパーウーファーとウーファーは16cmの部分ノンプレスコーン。トゥイーターは25mmのシルクドーム、スーパートゥイーターは25mmのチタンドームで、同社オリジナルのハイブリッドモジュールを採用している。クロスオーバー周波数は150/2300/18000Hz。出力音圧レベルは90dB(1m・1W)、インピーダンスは6Ω。

本体外観は天然ウォールナットの突き板仕上げ。 同社では、「シャープなラインを活かしたスリムなボディデザインは和にも洋にもマッチする」としている。最大外形寸法は226W×1004H×280Dmm、質量は25kg。

デモでは、このLC800のほか、同社スピーカーの現フラグシップモデル「FC5000」の音も聴くことができる。もちろん、原稿の「FC4000」「FC3000」といったモデルも展示している。また、FCシリーズでは、FC5000を上回るサイズの「FC6000」も参考出展している。

デモではLC800とFC5000を再生

参考出展したFC6000

そのほか、鋳鉄製のスタンドやラック、インシュレーターも主要製品を展示。整振ラック「MS-3-DB」、スタンド「ASTII-50HB」などを見ることができる。

デモ用のプレーヤーやアンプを収納するラックはもちろんTAOC製

インシュレーターやラック、スピーカースタンドなども出展

参考出展された60cmのスピーカースタンド

(Phile-web編集部)

TIAS2006report

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE