ロボット音楽プレーヤー「miuro」が実現した“3つの世界初”

公開日 2006/09/01 17:41
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発表会の模様

自律移動ミュージックプレーヤー:miuro
株式会社ZMP (以下ZMP) は最先端ロボット技術を搭載したネットワーク音楽プレーヤー「miuro (ミューロ)」を発表した。

同製品の最大の特徴はなんと言っても以下に挙げる“3つの世界初”である。

一つ目は、自律移動技術を家庭に搭載したこと。好きな場所に自律で移動して、音楽を聴かせてくれる。

二つ目は、携帯電話による実用的な遠隔操作を実現したこと。新技術により、自宅の見たい場所を設定するだけで、自動的に移動して目的地についたら写真をメールで送ることができる。

そして三つ目は、多機能なネットワークプレーヤーであること。Ipod再生からネットラジオ、ネットワーク上のPCライブラリ再生、スピーカーが一体となっている。あらゆるオーディオフォーマットに対応しているため、互換性にも優れる。

スタイリッシュなデザイン面や、最新を駆使した技術面でも大いに注目するところはあるが、特に注目したいのがケンウッドと提携して開発した音質面。チューニングに携わったケンウッド音質マイスターの早川純一氏は「ただの音楽プレーヤーではなく、一つのオーディオを意識して開発した」と語る。

そのスピーカーシステムは、両サイドに搭載された無指向性ウーファーが中音域を担い、両サイドのソフトドームトゥイーターが聴き疲れしないように、ナチュラルで広がりのある高音域を担う。ウーファー、トゥイーターを左右に分離させたことによって左右独立したステレオサウンドの臨場感を高めた設計となっている。エンクロージャーは二重壁のシェル構造になっており、豊かで広がりのあるサウンドを実現。音質にこだわる方にも満足のいく仕上がりとなっている。

このほかにも、音楽にあわせてロボットが踊るといった演出やプレーヤー本体が適切なスピーカー位置を検知するなど、随所に見られるこだわりや機能もロボットならでは。同社の理念である「ロボット技術やサービスで楽しく、便利なライフスタイルの創造を提案する」を具見化した製品であるといえる。これからの家電の可能性を感じさせる製品だ。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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