ケーブルブランド探訪記(OYAIDE編その16「P-037」「C-037」)

2004/04/19
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「P-037」(左)、「C-037」(右)
●第16回目はオヤイデ電気の長年の販売経験を基に、音質は勿論のこと、「加工のしやすさ」や「安全性」を重視し、誰にでも安心して使えるように細部にわたり再検討されたごだわりの電源プラグ&インレット「P-037」「C-037」をご紹介する。
両モデルはともに刃受けの部分には接触性と強靭性を重視するため1.4mm厚のりん青銅を採用し、これに「銀メッキ+ロジウムメッキ」が施されている。

また、ボディに関してはシャーシ部に30%ガラスフィラー入りで高比重のエンプラ素材PBTを、カバー部には高剛性のポリカーボネイドを採用している。また、トルクをかけ過ぎてもネジ山が潰れないようにステンレスのビスを採用したり、ケーブル適応外径に関しても、最大外径17mmまで対応できるため、取り付けやすく、太いケーブルを取り付けることができる構造となっている。音質と構造を最大限に重視した同モデルの実力をぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●ブランドプロフィール
オヤイデ電気は東京秋葉原に店舗を構える老舗電気店である。創業は昭和27年、モータトランス用マグネットワイヤーと絶縁材料の販売を開始することから始まった。オーディオ用の製品を販売するようになったのは今から約二十数年前、江川三郎氏の享受により日本初のオーディオ用電源タップ「OCB-1」を発売したことからである。ケーブルに関しても産業帯主体で販売していたが、オーディオ再生においても重要な役割を発揮することから取り扱いを開始。以後はお客様との直接の対話から数多くのヒット商品を生み出し続け、高性能で誰もが楽しめるオーディオアクセサリーをお求め安い価格で提供している。
 ラインナップはインターコネクトケーブルからスピーカーケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブル、内部配線材まであらゆるジャンルが取り揃えられ、ケーブル単体やプラグ単体での販売も行っているので、自作ファンにも人気の高いブランドである。

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  • ブランドOYAIDE
  • 型番「P-037」「C-037」
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格各\7,000
【SPEC】
●ブレード:第2種りん青銅 1.0mm厚を2回磨き上げの後、圧肉銀メッキ(1.5μ)+ロジウムメッキ(0.3μ)仕上
●シャーシ:高剛性PBT(30%ガラスフィラー入り)
●カバー:高剛性ポリカーボネイド
●完全非磁性体 
●25V/15A仕様 
●電気安全法準拠品