井上千岳のミラノ「トップオーディオ&ビデオショウ2003」レポート〜デザインの国・イタリアのスピーカー〜

2003/09/22
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●この9月18日から22日まで「トップオーディオ&ビデオショウ2003」が開催された。場所は恒例のイタリア、ミラノである。今回はフランクフルトショウに続いて、井上千岳氏に見聞していただいた。詳細は10月末発売の特別増刊「アナログ3」と11月発売の本誌111号で紹介するが、ここではそのさわりをレポートしたい。

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イタリアはデザインの国だ。特に独創的なことでも定評がある。ただ独創とひとりよがりは紙一重のようなものらしく、個性的な発想がデザインとして昇華されるまでにはある程度の時間が必要であるようだ。例えば今年で創立20年になるソナス・ファベールだって、最初の製品を見ると相当ユニークなことをやっていたのがわかる。それが年月を経ていまのような形に落ち着いてきたわけだ。それを思えば少々奇天烈なものがあったとしても、そう驚くにはあたらないのかもしれない。それにしても…。

TEXT・井上千岳
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<写真キャプション>
■晴天のミラノの空の下、「トップオーディオ&ビデオショウ2003」の取材を精力的にこなす、オーディオ評論家・井上千岳氏(写真左)
■ソナス・ファベールが20年前に世に送り出したスピーカー。イタリア人のデザインにかけるスピリットは脳ではなく「体」で感じるものだ(写真右)

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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