ケーブルブランド探訪記(WIREWORLD5シリーズ編その12「EQS5」)

公開日 2003/08/11 08:13
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●第12回目は同社のハイCPラインナップ“エクイノックス5シリーズ”のスピーカーケーブル「EQS5」をご紹介する。同モデルはリファレスタンダードケーブルとして不動の地位を築いたエクリプスをスケールダウンしたスピーカーケーブルである。OCC銅の導体に新たにリッツコーティングを採用することで、高解像度、低歪率を達成したこの「EQS」はバイワイヤ対応の構造にもなっている。ぜひともご利用いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●「シリーズ5」の特徴
同社のオーナーでありメインのケーブル設計者のデヴィッド・ザルツ氏は2003年度より今までの3シリーズから、革新的な技術を取り入れたこの「5シリーズ」を発表した。
同シリーズの主な特徴は以下の通りである。
(1) 新型RCA プラグの導入
一体成型のチューブラ状のRCA プラグにより接触特性を大幅に向上させた。また、チューブプラグは15%銀とOFC銅85 %の含有率からなり、音場、クリアリティとダイナミックなコントラストが著しく向上した。
(2)OCC 導体の採用
OCC (OhnoContinuous Casting の省略文字)は銅、銀とも99.9999%(6N )の純度を持った高品質の素材。 このOCC 銅とOCC 銀を採用し、音の純度の向上を目指した。
(3)リッツ線コーティングの導入
導体リッツ線コーティング、などの技術を取り入れて、低域のゆるい不均衡な傾向、中域のざらざらした不自然な音、高域の電気的に輝く音などを取り除く。 ま た、ワイヤワールドの技術は左右完全対称同軸構造(シンメトリカルコアックス・ジオメトリー)、方向適正導体(グレン・オプチマイズド)などさまざまな技術を取り入れている。
(4)ホイールシルールドの採用
スパイラル状の導体シールドの外側にホイールシールドを施すことによりユニークな2 重シールド構造になっている100 %シールド構造を採用。 それにより、クリーンなシグナルパスが実現でき、他社と比較してノイズレベルを著しく低下させる。

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  • ブランドWIREWORLD(5シリーズ)
  • 型番EQS5
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格\93,000(1.5mペア・シングル)
【SPEC】
●構造:シンメトリカル構造(2芯完全対称同軸構造)バイワイヤリング対応構造
●導体:240本リッツコーティングOCC銅
●絶縁体:ポリエチレンフォーム
●ケーブルの直径:12,5mmφ×2(25mm)
●カラー:赤黒網糸
●端末の端子:銀コーティングユニバーサルスペードラグSPDSU(6mm-9mmΦのスピーカーターミナルに対応)
●その他の端子:バナナ端子BANSSCR:シルバーコーティング、クリンプピンPING:金メッキ等は標準価格にて対応

【価格】
標準タイプ
1.5mペア:\93,000
2.0mペア:\114,000
2.5mペア:\135,000
バイワイヤータイプ
1.5mペア:\108,000
2.0mペア:\129,000
2.5mペア:\150,000